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とやま遺産

町並み、祭り 時を越え 八尾・諏訪町本通り

(上)格子戸や白壁が特徴の風情ある建物が並ぶ諏訪町本通り(下)越中八尾曳山祭では、大勢の観光客らでにぎわう=いずれも富山市八尾町諏訪町で

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 石畳が敷かれた道。格子戸や白壁を特徴とした風情ある伝統的な建物が並ぶ。耳を澄ませば、防火や融雪に使う水路「エンナカ」を流れる水のせせらぎが心地よい。一歩通りに入ると、まるで江戸時代にでもタイムスリップしたような感覚にとらわれる。

 日本の道百選に選ばれている諏訪町本通りは坂の町、富山市八尾町にある。普段は静かだが、五月の越中八尾曳山(ひきやま)祭と九月の越中八尾おわら風の盆には、県内外から大勢の観光客が訪れ、にぎわいをみせる。

 曳山祭では絢爛(けんらん)豪華な装飾を施した曳山がレトロな町並みを巡行。風の盆では哀愁漂う胡弓(こきゅう)や三味線で奏でるおわら節に合わせて、編みがさを目深にかぶった踊り手がしなやかな舞を披露する。受け継がれてきた伝統と風情ある町並みが一体となり、多くの人を魅了する。

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 地元住民によると、約六百メートルの通りには約百軒が軒を連ねる。昔ながらの町並みを再現するため電柱は地中化されている。会社員吉川尚樹さん(43)は「普段は意識せずに生活しているけど、やっぱり自慢の道。できる限り今の町並みやおわら風の盆、曳山祭を後世に引き継いでいきたい」と話す。 (山中正義)

 

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