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射水・竹内源造記念館の鏝絵 波間躍る 名工の双龍

【上、下】記念館の玄関で出迎える、竹内源造の鏝絵の代表作「双龍」=射水市で

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 射水市戸破の竹内源造記念館の玄関で出迎える鏝絵(こてえ)「双龍」。荒れ狂う波間を二体の龍が向き合う。全長一七・五メートル、高さ一メートルの大迫力で、ガラスが入ったギョロッとした目や、一枚一枚まで丁寧に表現されたうろこが目を引く。

 鏝絵は、左官職人が民家の壁や土倉の扉などに、鏝を使って、下絵にしっくいを盛り上げ、立体的に描いた芸術のこと。「双龍」は、射水市小杉地区出身の鏝絵の名工・竹内源造(一八八六〜一九四二年)の代表作。砺波市の土蔵から移設し、二〇一四年の記念館再開時から公開した。

 小杉地区は江戸時代、旧北陸道の宿場町として栄えた。左官業が発達し、左官職人を輩出。外仕事に適さない冬場に、技術を磨いたという。

 鏝絵師で左官業の石崎勝紀さん=南砺市岩武新=は源造の孫弟子にあたり、技を受け継ぐ。「あちこちで源造の作品を見て、取りつかれてしまった。厚みがあり、人を圧倒する力がある」と笑う。

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 「双龍」も、石崎さんらがひげ、うろこ、きばを直した。石崎さんは「後世に伝えていかんなんから、頑張る」と力を込める。 (小寺香菜子)

 

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