トップ > 富山 > とやま遺産 > 記事

ここから本文

とやま遺産

アルミ製 日本で唯一 射水・新湊弁財天像

太陽光で白く輝くアルミ製の弁財天像。後ろには新湊大橋が見える=射水市片口で

写真

 開港五十周年の富山新港がある射水市片口に高純度アルミ製の新湊弁財天像が立っている。新湊大橋や新港を一望できる展望台の近くにあり、航海安全、地域や企業の発展を願う象徴として親しまれている。高さは九・二メートルで、アルミ製の弁財天像は日本で唯一と言われる。

 昔、田づくりのために湖底の泥土を掘り出したが、しばしば船が転覆したので江戸時代中期の一七六七年に島を築き、海竜大明神としてまつったのが始まり。

 社には海竜大明神、水の神である弁財天、少童命(わだつみのみこと)を合祀(ごうし)。弁天島と呼ばれたが、新港造成を機に島がなくなり、一九八六年に弁財天像と少童社の社殿が築かれた。

 奉賛会の分家一嘉(ぶんけいちか)会長は「弁天島があったころは水深が浅く、小学生の時によく島まで渡った。シジミが多く採れ、海水浴客も多かった」と振り返る。

写真

 建立には当時、近くにあったアルミ精錬会社が協力。企業などから集めた浄財六千二百万円を投じたという。

 分家会長は「アルミ製なので五年に一度、水洗いするだけで、きれいな状態に戻せるので、維持費用も少なく済む」と、アルミの利点を話す。 (武田寛史)

 

この記事を印刷する

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山
地方選挙

Search | 検索