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深掘りTOYAMA(BBT連動企画)

富大生立ち上げバイトマッチングサイト 学生と企業 共に利益

いろんな業種を経験

(上)キトクルでマッチングが成約したバイト先で早速、教えてもらいながら事務作業をする富山大1年の秋元結羽さん(右)=富山市の富山県庁で(下)条件が合う職種を選んで簡単にバイトができる「キトクル」のサイト画面

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 「できる時だけ働いて、いろいろ経験したい」という学生と、「緊急な仕事ができたので、すぐに働ける人がほしい」という企業。そんな両者のニーズをつなぐアルバイトマッチングのウェブサイトが今、注目されている。立ち上げたのは昨年、ゲストハウス運営の会社を設立した富山大生たち。若き実業家たちの取り組みは人気急上昇中だ。(中島健二)

 サイトは「きときとの(新鮮な)人材がきっと来る」との思いを込めて「キトクル」と名付けた。無料通信アプリのLINEを活用し、学生、企業がそれぞれプロフィルなどを登録。企業の求人情報を見た学生が、自分に合った条件を選んで申し込み、企業側が承諾すれば成立。返事が学生のLINEに届くという仕組みだ。

 既に企業が四十社ほど、学生は五百六十人ほどが登録。今年一月に始めたばかりだが、既に二十件以上のマッチングが成立した。

 「就職活動で企業を選ぶには、自分にどんな仕事が向いているかが大事になるが、なかなか分からない。単発のバイトを通していろんな業種を経験し、好きな仕事を見つけられれば」。アプリの狙いをそう話すのは、昨年八月に発足した株式会社Labore(ラボレ)の社長で、富山大四年の中西祐樹さん(22)。副社長の永平章太さん(21)=富山大四年=、富山県内の企業経営者二人も役員に加わり、同社を運営する。

人手不足すぐに解消

 最初の事業として、富山市諏訪川原に開いたゲストハウス「寄処(よすが)」は学生たちが絶えず集まり、社会人やスポンサーとなる企業経営者らとの交流の場になっている。「さらに学生と企業をつなごう」と「キトクル」を始めた。

 サイトを通じてラーメン店のバイトが決まった富山大四年の江口輝駿(あきとし)さん(22)は「手軽に申し込むだけでそのままバイトができるのは便利」。とやま観光推進機構の事務作業でバイトをした富山大一年の秋元結羽(ゆう)さん(20)は「今、多様な社会で選択肢が広がっているが、その中で自分にできることは何かと考えたら、いろんな経験や人との出会いが必要。キトクルはありがたい」と評価する。

 企業側からも「職場の働きやすい環境づくりになる」と歓迎する声が出ている。

 Laboreは近く、学生なら飲食もすべて無料のカフェを開き、企業が広告を出したり、会社説明会を開いたりできるようにする計画で、「さらにマッチングさせる場にする」と中西さん。構想の具現化に向け、意欲は膨らむばかりだ。

    ◇

 この記事は二十五日夕に放送した富山テレビ放送「中島流!深掘りTOYAMA」との連動企画です。中島流の次回は四月一日のライブBBT午後六時台に放送します。(放送日は変更になることもあります)

 

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