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深掘りTOYAMA(BBT連動企画)

雪降って 開幕固まる 危機乗り切った国体 コース整備進む

十分な積雪で開幕を待つゲレンデ。コース造りもほぼ終わって防護ネットの設置が進められるたいらスキー場=いずれも12日、富山県南砺市梨谷で(中島健二撮影)

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 富山市と富山県南砺市で十六日に開幕するスキー国体「とやま・なんと国体」は、記録的な雪不足に翻弄(ほんろう)されながらも今月初めの積雪で開催のめどが立ち、本番を待つばかりとなった。過去にも全国規模の大会で雪不足に悩まされた経緯がある富山県。最大の危機を乗り切った関係者の安堵(あんど)はひとしおのようだ。コース整備が本格化した会場で、地元の動きを追った。(中島健二)

〜過去にも〜

 森林の中に純白のカーテンがたなびいたように見える。南砺市。大回転競技会場のたいらスキー場はコース造りがほぼ終わり、十二日は陸上自衛隊金沢駐屯地の隊員らも加わって防護ネットの設置などが始まった。先月までゲレンデの所々にのぞいていた草はもう見えない。

 「一時は雪を入れても消えていく状態だったが降ってくれてほっとした。まだ少し心配だが十分開催できる。選手が力を発揮できるコースを整備したい」。大回転の競技委員長を務める関潤さんは、ほっとした表情でコースを見上げた。

 内心はわらにもすがる思いだった。富山県内では、二〇〇〇年二月のとやま国体、〇七年のインターハイも雪不足に悩まされているという。直前の大雪などでいずれも開催に問題はなかったが、そんな過去が、さらに関係者の苦悩を深めていたようだ。

今後の気温上昇に備え、雪面硬化剤とともにまく水の準備をする関係者

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〜気緩めず〜

 今シーズンは過去にも例のない暖冬。山の上部から雪を集めるなどしたが競技実施に十分な積雪にはならず、中止も選択肢に上ったほど。それが今月五日からの雪で十二日現在、たいらスキー場は一一〇センチ、ジャンプ会場の県スキージャンプ場立山シャンツェ(富山市)は七〇センチなど、開催には問題ない積雪となっている。

 懸念材料は今週末にかけて予報される気温上昇と雨。これに備え、競技スタッフはできる限りの対策で臨む。「機械を使った圧雪作業、人力で踏み固める作業に加えて、水と一緒にまくと雪が固まる雪面硬化剤を使って固めていく。万全の準備をしていきたい」と関さん。クロスカントリーコースなどでも同様の対策が行われており、十九日の閉幕まで気を緩めずに会場整備に集中するという。

  ◇     ◇     ◇ 

 この記事は十二日夕に放送した富山テレビ放送「中島流!深掘りTOYAMA」との連動企画です。中島流の次回は十九日のライブBBT午後六時台に放送します。(放送日は変更になることもあります)

 

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