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深掘りTOYAMA(BBT連動企画)

高品質 独特の味と香り スペシャルティコーヒー人気

ハゼルコーヒーの店内。産地の農園名を明示してスペシャルティコーヒーを提供している=富山市古沢で

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富山の専門店にファン次々

 コーヒーブームが続く中、生産から抽出まですべての過程に高い品質を求める「スペシャルティコーヒー」の人気が北陸でも広がっている。豆の生産農場名を明示して提供する専門店などが注目され、コーヒーが苦手だった人がその魅力にひかれるケースも多いという。こだわり抜いた独特の味と香りが、ブームをさらに盛り上げている。(中島健二)

 富山市の郊外、田園地帯にオシャレな飲食店が集まる古沢地区。その一角に二〇一六年、オープンしたのが「ハゼルコーヒー」。スペシャルティコーヒーの専門店だ。ブラジルやホンジュラス、エチオピアなどの農園からバイヤーを通して購入したコーヒー十種類前後を常時、提供している。

 十一月末、平日で雨にもかかわらず、ファンが次々に訪れていた。魚津市から来たという女性は数年前までコーヒーが飲めなかったが「このスペシャルティコーヒーはとりこになる。砂糖やミルクなんていらないくらいにおいしい」と気に入った様子で、時々来ているという。

 それほどファンを魅了するそのコーヒーは、日本スペシャルティコーヒー協会が定義を示している。主なものは▽生産国での徹底した品質管理▽適切な輸送と保管による欠点のない焙煎(ばいせん)▽抽出されたコーヒーに生産地の風味と特徴が出ること−など。

 ハゼルコーヒーもそれぞれに生産国名と農園名を明示しており、試飲した上でその場で楽しんだり、豆を持ち帰りしたりできる。高級品種のゲイシャ種のコーヒーもあって人気が高い。

 「農園など産地を指定して買い付けられたのがスペシャルティコーヒー。トレーサビリティーがはっきりしているのが特徴」と店主の窪田豊久さん(41)。「同じ農園でも年により味の出方が変わるので調節する」など、こだわりによる味と香りを大切にしている。

 そんな同店のコーヒーは十一月に国内外から四十五店が参加し東京で開かれたコーヒーコレクション2019で優勝。フルーツや花のような香り、甘さなどが絶賛された。

 コーヒーの国内消費量は全日本コーヒー協会のホームページによると上昇傾向が続き、年間の生豆換算で一六年に初めて四十七万トンを突破してからその前後で高止まっている。窪田さんは「コーヒーは苦くて黒いイメージがあるが、いろんな選択肢があるので多彩にその魅力を発見して楽しんでほしい」と呼び掛けている。

 

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