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深掘りTOYAMA(BBT連動企画)

岩瀬の魅力 拡大中 飲食店など移転、開業続々

来年3月 南北電車接続見据え

(上)8月に開店した御料理ふじ居の藤井寛徳さん。カウンター越しに絶景が…=富山市岩瀬地区で(下)3月の南北接続に向けて工事が進む富山駅北口。岩瀬地区への直通化が実現する=富山市で

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 富山湾に面する富山市北部の岩瀬地区に飲食店やゲストハウスなどが続々と開店している。市中心部などから移転してきたケースも目立ち、地区の伝統的な建物を生かすなどして魅力が膨らむ。町家活用のホテルなどの開業計画も浮かび、地区を貫く富山ライトレールの電車と富山地方鉄道の路面電車が南北で接続される来年3月も見据えて街が躍動してきた。

 古い街並みが印象的で、観光客の姿が目立つ岩瀬地区の大町通り。その一角に今年八月、開業したのが日本料理の「御料理ふじ居」。金沢、京都の料理店で腕を磨いた後、富山市五福で八年間、営んできた店はフランスのグルメガイド「ゴ・エ・ミヨ」に掲載されるほどだったが、思い切って移転した。

 店は、回船問屋で栄えた宮城家の土地に、歴史を感じさせる建物の中にある。カウンターに座ると大きな窓越しに美しい庭が広がる。青空に映える絶景は圧巻。「前の店での八年間で庭や建物など料理以外のしつらえがいかに大事かを痛感した。それがここにある。だから決断した」と店主の藤井寛徳さん(43)。岩瀬に「お客さまが集まる魅力が街全体に備わっている」と期待を込めた。

 少し歩くと、しゃれたカフェにも見える店がある。十月に開業した水産食品などのセレクトショップ「つりや」も富山駅の商業施設「とやマルシェ」から移転した。富山湾の魚介のオイル漬け、薫製、干物など釣屋魚問屋(富山県氷見市)の商品や県内外から選んだ食品も並ぶ店は古い木造家屋を改築し、イートインもできるカフェも併設した。

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 釣屋魚問屋の鈴木光昭常務(44)は「伝統的な街並みがあるし街づくりも進む。今後まだまだ盛り上がる地域」と移転先に選んだ。十二月には二階にゲストハウスも開く。

 古い家屋や土蔵などの再生に取り組んでいるのが、二〇〇四年に設立された岩瀬まちづくり株式会社。魅力的に再生してきた街の雰囲気にひかれるように若手芸術家が工房を開き、シェフたちもやってきた。「集まっている多彩なものすべてクオリティーが高い。さらにこれからの一年で六、七件の計画が進む。富山を代表するものが集まってくる」と社長の桝田隆一郎桝田酒造店社長。

 宮城家の土地で再生した建物には桝田酒造店の試飲スペースもある。近くにはすし屋ができるし、国の登録有形文化財である馬場家の旧米蔵で来春、地ビール醸造所もオープンするという。ホテル計画も含めて岩瀬の魅力が拡大中だ。

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 この記事は十三日夕に放送した富山テレビ放送「中島流!深掘りTOYAMA」との連動企画です。中島流の次回は二十日のライブBBT午後六時台に放送します。(放送日は変更になることもあります)

 

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