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深掘りTOYAMA(BBT連動企画)

「釣り観光」北陸に波を 富山出身アンバサダー 中川めぐみさん提案

店に魚持ち込む→食べる→泊まる

 釣りを通じて地域の食や人、文化の魅力を発信している富山市出身の釣りアンバサダー、中川めぐみさん(37)が、北陸の海で釣りを切り口にした観光を提案している。十月下旬には石川県内では初めての海釣りを金沢市沖で体験。同県内の宿泊施設が釣りを誘客手段の一つとして活用している事例に着目し、宿泊と一体になった「釣り観光」の有効性を訴えた。(中島健二、写真も)

初めての石川県内での挑戦でフクラギなどを釣り上げた釣りアンバサダーの中川めぐみさん=金沢市沖で

写真

 ウェブサイト「ツッテ」編集長の中川さんが今回挑んだのはフクラギ釣り。十月二十日午後、漁船に一時間ほど揺られて金沢港の西沖十キロ余の海域へ。船長の手ほどきを受けながら、いくつも連なった針を沈め、まずは小魚を釣ってから、さらに沈めて小魚を餌に大物を狙う「落とし込み」と呼ばれる釣り方でフクラギを狙った。

 間もなく中川さんに当たりが。巻き上げると、フクラギと一緒にマトウダイも掛かっている。その後もフクラギだけでなくサワラなども。日は傾き、わずか一時間半で打ち切ったが、二人合わせて六匹の釣果に、中川さんは「石川の海はすごく豊か」と評価した。

 ウェブサイトでは「釣った魚を料理してくれるお店」も紹介。今回は金沢市の料理店「せん」金沢駅前店に釣果を持ち込んだ。一匹五百円からの値段で料理してもらえる方式で、刺し身や焼き魚、唐揚げにしてもらった。新鮮だからこそのおいしさが堪能できた。

 中川さんは政府の水産政策審議委員を務め、水産庁が水産業の現場で活躍している四十二人の女性に委嘱した「水産女子」でもある。各地で釣りによる観光企画も立ち上げるが、北陸では訪問客が宿泊せずに通り過ぎるだけという地域が多いと指摘する。だからこそ「釣りがあれば釣果を食べる時にお酒を飲みたくなる。飲んだら動きたくないから泊まりたくなる」との考え方を勧める。

 さらに宿泊施設を核にした釣り観光。例えば、石川県七尾市の温泉旅館「多田屋」では部屋から七尾湾の釣りが楽しめる。石川県能登町の「百楽荘」は釣り桟橋を作って宿泊客に喜ばれている。いずれの施設も、釣りざおなどの道具は有料で貸し出している。「道具はすべて現地のレンタル。手ぶらで行って気軽に楽しむ釣り」をモットーにする中川さんは「この地だからこそできる観光をもっと考えてほしい」と期待する。

  ◇     ◇     ◇ 

 この記事は六日夕に放送した富山テレビ放送「中島流!深掘りTOYAMA」との連動企画です。中島流の次回は十三日のライブBBT午後六時台に放送します。(放送日は変更になることもあります)

 

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