トップ > 富山 > 深掘りTOYAMA(BBT連動企画) > 記事

ここから本文

深掘りTOYAMA(BBT連動企画)

舟橋村 子育て安心の住居 賃貸建設「悩んだ時に頼れる環境」

子育てのしやすさを追求して完成した「リラフォートふなはし」=富山県舟橋村で

写真

「学校・保育施設 近接」 「室内見渡せる間取り」

 子育て共助の地域づくりを掲げる富山県舟橋村が、子育てしやすさの視点で建設した賃貸住宅「リラフォートふなはし」が完成し、入居が始まった。キッチンで料理しながら室内が見渡せる間取りをはじめ、学校や学童・幼児保育施設に公園までが周囲に集中した配置は村が描く「安全安心」の理想型。このエリアを核に持続可能な地域構築を目指す日本一小さな村の現場を訪ねた。(中島健二)

 先月末の日曜日に行われた内覧会。二十戸が四棟に分かれて並び、棟の間にはベンチや植栽も配した広場のような歩道。そこを通り抜けると、舟橋中学校、少し離れて舟橋小学校も見え、村内外から人が訪れる人気の公園にも続く。認定こども園は住宅の隣、その向かいには学童保育などの施設「こどもきち」。すべて歩いてすぐの範囲にある。

 住宅のうち、二階建てで一戸となったメゾネットタイプを見せてもらった。玄関は入ってベビーカーがおける広めの構造。室内に入ると中央に、まるで島のようにキッチンがあり、そこに立つと部屋の奥や浴室、裏表の窓の外も見渡せる。

 「この住宅が目指すのは居住者が子育てに悩んだ時に頼ったり共感してくれる人がいること。安心感の中で子育てを楽しむことができる」と金森勝雄村長。その言葉どおり、小学生以下の子がいる子育て世帯か新婚世帯に限る入居者が気軽に触れ合えるよう、歩道を交流スペースのようにゆったりさせた。公園には歩道を通って入る位置関係になっており、利用する村民らとの接触も想定している。

 何よりも、子育てにつながる施設が極端に近接している配置は、子供が被害者の悲惨な事件が相次ぐ中で安全安心を求める親のニーズに迫る。富山市から内覧会に訪れた女性は「安心して子育てができる環境だと思う」と話し、同世代の友人たちにも伝えるという。

 村は今春の着工後、説明会も開いて入居者を募集してきたが、九月末までの制約は五戸。転居が集中する春から外れた時期や家賃の割高感などが理由とみて、入居者への家賃の補助にも乗り出したが、村生活環境課の吉田昭博課長は「まずはこの環境を見てほしい」と言う。「こどもきち」や同じエリア内の子育て支援センター「ぶらんこ」は毎月、交流イベントを開く。村外から誰でも参加可能で門戸を開いて人がつながるきっかけづくりを進める。

 「この安心感を体感してもらえば、いずれ村内で一戸建ての家を求めていただける」。吉田課長はそんなイメージを描いている。

  ◇     ◇     ◇ 

 この記事は二日夕に放送した富山テレビ放送「中島流!深掘りTOYAMA」との連動企画です。中島流の次回は九日のライブBBT午後六時台に放送します。(放送日は変更になることもあります)

【メモ】 リラフォートふなはし 舟橋村が総事業費約4億1000万円で建設した子育て支援賃貸住宅。メゾネットは1〜2LDKでメゾネットと平屋が計20戸あり、家賃は5万4000〜6万7000円。入居資格は小学生以下の子育て世帯か結婚5年以内の新婚世帯で所得制限もある。当面は入居者に児童1人につき月額5000円(2人分まで)を2年間補助する。

 

この記事を印刷する

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山
地方選挙

Search | 検索