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深掘りTOYAMA(BBT連動企画)

学生と社会人 出会える宿を 富大生がゲストハウス運営会社

(上)10月に開業するゲストハウス「寄処」の入り口=富山市諏訪川原で(中西祐樹さん提供)(下)ゲストハウス運営への協力を呼び掛ける中西祐樹さん=富山市内で

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来月開業、広告募る

 学生と社会人が交流できる場を−。そんな思いを温めてきた富山大の四年生二人が株式会社を設け、十月一日から富山市内でゲストハウスの運営に乗り出す。賛同する企業経営者ら二人が取締役で参画しながら助言しているが、柔軟で大胆、しかも手堅い発想と手法に運営をほぼ任せているという。どんな構想を描いているのか。熱を帯びる学生の準備の様子を追った。

 富山市内にあるカフェ。学生と社会人が熱く意見を交わし合っていた。主役は富山大生。理学部の中西祐樹さん(21)と経済学部の永平章太さん(21)。同市諏訪川原で開くゲストハウス「寄処(よすが)」への経営協力を求めるための事業説明会だ。

 「観光客が泊まるだけのゲストハウスのイメージを変える。学生と社会人が集まる場所にし、SNS(会員制交流サイト)のフォロワー数で料金を割り引く『フォロワー割』などの導入も考える」と訴える中西さん。永平さんも「皆で新しい刺激をつくる。そういう場所にしたい」。

 実は中西さん、今年八月一日に設立した「Labore(ラボレ)」の代表取締役社長、永平さんは副社長。昨年、就職活動をした際に「説明会に出てもその企業のことがよく分からない」と感じ、それよりも「学生が早めに社会人と接して社会に触れていくことが大切。そんな場を提供したい」と、ゲストハウス運営を思い付いた。

 今年二月から二人で構想を練り始め、学生と企業の交流会で意気投合した測量設計コンサルタント会社社長の碓井一平さん(29)、NPO法人理事長の福原渉太さん(27)も協力。四人で資本金二百万円を出資しラボレを設立した。

 富山大と富山駅の中間にある諏訪川原をゲストハウスの場所に決め、地域を回り空き家を探し出した。経営は宿泊料だけでは厳しいと考え「学生と企業が接することができる場」との利点を強調して広告による企業の協力を求めることに。そのため企業経営者を集めた説明会を重ねてきた。

 説明会には企業や行政関係者が参加。「広告宣伝効果をどう見積もっているのか」「学生が集まるというが、どんな学生たちか」などの厳しい質問が続出。中西さんらも「フォロワー割」などの秘策を紹介しながら協力を呼び掛けた。

 既に「寄処」の内装整備に有志の学生たちが手伝いに集まる。来春の卒業後もラボレで事業を広げていく。二人とも他県出身だが、「自然が多い富山のことを大好きになった。ラボレでそんな富山を変えていく」。

  ◇     ◇     ◇ 

 この記事は十八日夕に放送した富山テレビ放送「中島流!深掘りTOYAMA」との連動企画です。中島流の次回は二十五日のライブBBT午後六時台に放送します。(放送日は変更になることもあります)

 

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