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深掘りTOYAMA(BBT連動企画)

泊まって 合掌造り 感じて 豊かな南砺

(上)「かず良」の今後について意見を交わす伊勢谷友介さん(左)らリバースプロジェクトのスタッフ(下)エコビレッジ構想推進の拠点として、まずはゲストハウスを近く開業する合掌造り家屋「かず良」=いずれも富山県南砺市立野原東で(中島健二撮影)

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俳優・伊勢谷さんら 今月にも開業

 富山県南砺市の合掌造り家屋「かず良(ら)」が、今月中にもゲストハウスとして再生オープンする。運営するのは俳優の伊勢谷友介さんが立ち上げた一般社団法人リバースプロジェクト(東京都)。エコビレッジ構想を進める南砺市にほれ込み、構想の推進拠点としての活用を打ち出して準備を進めてきた。地域の自然と伝統文化などを体感できる施設計画で国連の「持続可能な開発目標(SDGs(エスディージーズ))」達成にもつなげる。

 南砺市立野原東の桜ケ池を見下ろす高台に立つのが「かず良」。築三百五十年ほどで五箇山から移築され、かつては料理店として使われてきたが、数年前から空き家に。一時は傷みも目立ったが、昔そのままの趣を残す合掌造りにリバースプロジェクトが活路を見いだし、買い取った。

 その「かず良」に今月初め、伊勢谷さん本人が訪れた。歴史を感じさせる大きな自在かぎが目を引くいろりのそばで、この合掌家屋への思いを「この地域、日本を代表する古来の建築様式で建てられた建物」と表現。「その歴史も体験していただける場となるようゲストハウスとして整備した」と語った。

 三階建て構造の家屋のうち当面は一階だけを開放。奥に二部屋のバストイレ付き宿泊室があり、いろりの部屋など座敷二部屋をはじめ、土間も整備してくつろげる場とした。宿泊料は一人八千円で、一人増すごとに二千円を加算。自炊できるキッチンもある。

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SDGsの拠点へ期待

 地域の歴史学習や食育、伝統産業体験を盛り込む体験イベント「かず良塾」も展開する計画。運営状況を見ながらカフェや二、三階の活用も考えていく。かず良マネージャーの東山浩二さんは「春になれば周囲では山菜も豊富に採れる。この南砺の食や自然、伝統を体感していただきたい」と呼び掛けている。

 南砺市は今月一日、SDGs達成に向けて環境に優しいまちづくりなどに取り組む「SDGs未来都市」に内閣府から選ばれた。木質ペレットの生産や活用など農林業の再生、歴史・文化の地域資源、エコビレッジ構想の推進などが原動力になったとみられ、三日には市、となみ青年会議所とリバースプロジェクトが達成に向けての連携協定を締結している。

   ◇ 

 合掌造り家屋「かず良」の記事は、十七日夕に放送した富山テレビ放送「中島流!深掘りTOYAMA」との連動企画です。中島流!の次回は二十四日のライブBBT午後六時台で、富山県黒部市出身でパリで活躍する洋画家、二口正和さんの話題を取り上げます。(放送日・内容は変更になることもあります)

 

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