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深掘りTOYAMA(BBT連動企画)

転勤族のママ 孤立させない 女性団体 寄り添い支援

和やかな会話の中で引っ越し先での悩みなども相談し合う転勤族ママ交流会=富山市町村のママスキーハウスで

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「転勤ノオト」交流会、就業相談も

 夫の転勤に伴って引っ越す家族、とりわけ妻には全く見知らぬ土地での家事や子育てが大きな負担となってのしかかる。そんな「転勤妻」の苦悩に寄り添い生活情報や就業などもサポートする団体「転勤ノオト」の活動が注目されている。もともと自身もそんな転居を体験してきた女性が立ち上げ、頼りにしてくる妻たちが後を絶たない。富山を拠点に東京都や愛知県にも広がるその活動を追った。

 今月中旬、富山市町村の住宅街にある、子育てママさん支援施設に、幼児を連れたお母さんたちが集まってきた。いずれも、夫の仕事関係で市内に越してきた家族。転勤ノオトが毎月開いている「転勤族ママ交流会」の参加者たちだ。

 「何か困っているようなことはない?」。代表の松田悠(はるか)さんが聞くと、次々に悩みの声が出てきた。「北陸は雨が多い。洗濯はどうすればいい?」「富山の人は閉鎖的だって聞きました…」「子どもがいるので小児科、耳鼻科、歯科のことを知りたい」などなど。

 地元に住む支援施設スタッフも加わり、耳寄り情報を伝えれば、参加者同士で情報交換もする。子どもとも遊びながら和やかに会話が弾んだ。この日は子育て支援情報誌の編集長もゲスト参加し、医療情報や子連れで入りやすい飲食店なども紹介するなどした。

 代表の松田さんは富山県射水市出身で、かつて夫の転勤で東京、愛知に転居してきた。その後、富山に戻りコンサルタントの仕事を始めた時、「友人が転勤暮らしで孤立し鬱(うつ)になったが一緒に仕事をすることを勧めたら鬱が解消した」という。これを機に昨年二月に転勤ノオトをつくり、インターネットで転勤妻向け情報の提供や交流会開催を始めた。そのつながりで知り合った女性らのうち現在、四十五人が富山、東京、愛知でスタッフとして活動している。

 「夫に帯同する中で自分が仕事を辞め、孤立していく。仕事は社会とつながりを持てるし自己肯定感も得られる」と松田さん。交流会を入り口に、働きたい転勤妻と人材を求める企業をつなぐ活動も進めている。既に今月、交流会に参加してきた富山暮らし三年目の女性が松田さんの知人のスイーツ店で働き始めた。

 今後は転勤ノオトのホームページに求人情報を掲載していく計画もあり、松田さんは「転勤妻のことは実は知られていない。それぞれの夢を支えたい」と思いを込める。ホームページは「転勤ノオト」で検索。問い合わせはフォームで受け付ける。

    ◇

 「転勤族ママさんに温か支援」は、十七日夕に放送した富山テレビ放送「中島流!深掘りTOYAMA」との連動企画です。次回の「中島流!」は二十四日の「ライブBBT」午後六時台で「朝日町の地域おこし協力隊」をテーマに放送する予定です。(放送日、内容は変更になることもあります)

 

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