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深掘りTOYAMA(BBT連動企画)

キャッシュレスの波 北陸に 昨年全国最低から普及加速

キャッシュレス決済で営業する屋台村KANAZAWAFOODLABO=12日、金沢市片町で

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 キャッシュレス化が国内に広がる中、立ち上がりの遅さが指摘されてきた北陸でも対応への動きが目立ってきている。富山県内の地方銀行三行がそろって、大手銀のスマートフォンによるQRコード決済サービスに参画するほか、独自サービスの開発に乗り出した地銀も。金沢市ではキャッシュレス限定の屋台村まで登場しており、今後、普及が加速する可能性もありそうだ。

富山3地銀 QR決済参画

金沢には現金NG屋台村

 「政府の姿勢やQRなどの技術の進歩、外国人対応など、キャッシュレス化への要素が今、一気に来ている」と指摘するのは北陸経済研究所調査研究部の藤沢和弘担当部長。特にQR決済は店舗側にとっても初期投資がほとんどかからないこともあり「慣れたら現金払いよりこれを選ぶ。一年たったらそうなっているかもしれない」と見通す。

 北陸のキャッシュレス化では、総務省の昨年一〜三月家計消費動向調査の電子マネー利用者割合で、新潟を含む北陸エリアが全国九ブロックで最も低かった。

 その一方で、みずほ銀行が今月始めたキャッシュレス新サービス「Jコインペイ」に富山第一銀行、北陸銀行、富山銀行が参加を決めて準備を進めている。このうち富山第一銀行はインターネット上で取引管理するブロックチェーン(BC)技術を活用した独自のデジタル通貨の実証実験を始めており、サービス本格化を目指している。

 さらに北陸では信用金庫が国内のQR決済サービスと提携して店舗への導入を進めているほか、タクシー会社や家電などにもキャッシュレスが拡大している。

 キャッシュレス決済限定の屋台村は昨年十二月にオープンした金沢市片町の「とおりゃんせ KANAZAWA FOODLABO」。現在十一の飲食店すべてが現金払いできないシステムで運営しており、開店以来、順調な人気を続けている。

 導入に踏み込んだ所は顧客への利便性をはじめ、人手不足対策にもつなげようとしている。消費税増税をにらみながら、今後の動向が注目されそうだ。

      ◇

 富山テレビ放送「プライムニュース BBTチャンネル8」(平日午後四時半から)の十三日午後六時台「中島流!深掘りTOYAMA」は、北陸のキャッシュレス最前線を取り上げ、中日新聞北陸本社の中島健二編集委員が解説します。

 

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