トップ > 富山 > 2月13日の記事一覧 > 記事

ここから本文

富山

生き物の中に人間の内面 表現 高岡の施設で立体造形展

ヒヨコをテーマにした立体造形作品=高岡市福岡町江尻で

写真

 動物や生き物の姿の中に人間の内面や社会問題への風刺を表現する造形作家・桜井裕子さん(富山市出身)の立体造形展が高岡市福岡町江尻の老人介護施設「森の住まい」(イセ食品グループ運営)で開かれている。五月十四日まで。観覧無料。

 今回の展示のために創作した最新作「Can be a chick」は、鶏卵会社のイセ食品グループにちなんで三体のヒヨコの造形物。素材は段ボールと布で、紅茶で布を染めて、あたたかみのあるヒヨコの羽毛を表現した。一体の大きさは縦約八十センチ、横約七十センチで、三体はそれぞれ異なる表情を見せる。シンガー・ソングライター矢野顕子さんの歌「夢のヒヨコ」の歌詞からイメージを膨らませた作品で、大人や高齢者に子どもの楽しい気持ちを思い出してほしいとのメッセージを込めたという。

 ほかにも、命の重さをテーマにした「カモ隠し」、森林火災を題材に灰を覆ったオオカミを表した「灰降る森」など十四点を展示している。

 桜井さんは二〇一三年に富山大大学院芸術文化学研究科修士課程修了、東京都などの個展やグループ展で作品を発表している。

 同社美術担当の広田晴南(はるな)さん(23)は「動物に人間の姿や社会への問題提起を込めた作品。作品のいろいろな側面や意味が見えてくるので、じっくり見てほしい」と話す。

 開館時間は平日の午前九時〜正午と午後一時半〜五時。(問)イセ0766(64)3145(武田寛史)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山
地方選挙

Search | 検索