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富山

日韓の絆 映画で感じて 新大久保駅事故の韓国人留学生描く

李秀賢さんの両親を撮影した映画のワンシーン=中村里美さん提供

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富山で22日、上映会

 東京都新宿区のJR山手線新大久保駅で二〇〇一年一月、線路に転落した男性を救助しようとして電車にはねられて亡くなった韓国人留学生李秀賢(イスヒョン)さん=当時(26)=をテーマにしたドキュメンタリー映画「かけはし」が二十二日、富山市の県民会館で上映される。全国各地を巡回しており、県内では初。企画した在日本大韓民国民団(民団)県地方本部団長の金仁(キムイン)さん(48)は「日韓関係が冷え込んでいる今だからこそ、見てほしい」と呼び掛ける。(山岸弓華)

 李さんは当時、都内の日本語学校で学ぶ留学生だった。映画は関係者へのインタビューを通して、正義感が強かったという李さんの人柄や人生を振り返る。生前に「日韓のかけはしになりたい」と話していた李さんの遺志を継ぎ、来日留学生の支援を続ける両親の姿や、日韓の若者が李さんゆかりの地を巡る様子を追い、草の根交流の大切さを訴えかける。

 上映は、金さんから映画の統括プロデューサー中村里美さん(55)に持ち掛けて実現した。富山空港にある韓国の格安航空会社(LCC)エアソウルの支店が閉鎖されるなど、金さんは「県内でも日韓関係の悪化が無視できない状況になってきている」と危惧する。「李さんは人としての親切心から、人助けをしようとした。国と国レベルでは良くない状況が続いているが、人と人どうしのつながりをいま一度確認してもらえれば」と期待する。

 中村さんは「地方で上映できてうれしい。両国の絆を感じ取って」と話す。

 開場は午後二時半から。参加無料。申し込みは事務局=電076(433)2626=へ。

 

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