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お年寄り見守りにICT 黒部市社協 来月から機器実験

実証実験に使う機器とカードの説明をする浜松一美主幹=黒部市福祉センターで

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 黒部市社会福祉協議会は地域での包括的な見守り体制「くろべネット」に情報通信技術(ICT)機器を活用する実証実験を十月から始める。パソコン、スマートフォンが苦手なお年寄りでも、簡単操作のICT機器を使い、お年寄りが困り事相談やSOS発信を容易にできるようにする。(松本芳孝)

 実験は国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)、機器開発の日新システムズと共同で十二月末まで実施する。荻生、下立両地区の二十世帯ずつに機器を置き、地域サービス創出、地域見守りの在り方を実証する。

 機器はカードをかざし、一つしかないボタンを押すだけでカードに登録された相手に電子メールが届く仕組み。メールが届くと担当者がお年寄りに電話し、相談を受け付ける。お年寄りが困り事があった場合に使う「総合相談」「移動案内」「お助け隊」「買い物」「家族」「地区社協」のカードと、お年寄り本人が健在を示す「元気だよ」カードを用意する。カードはそれぞれ、発信先を決めることができるが、当面、同社協が一括して窓口になる。

 この他、機器には朝、夜の注意事項、熱中症予防メッセージや当日イベント案内などをお年寄りに音声で知らせる機能もある。

 社協は機器設置時と十一月中旬、機器回収時、対象世帯に使い勝手や改善点などを聴くことにしている。

 同社協地域福祉課主幹で社会福祉士の浜松一美さんは「社会との接点が減り、孤立化するお年寄りが、簡単に気兼ねなく、地域の助けを借りて生活できるようなシステム構築を目指したい」と狙いを語った。

 くろべネットは、加盟するお年寄り一人一人の生活をチームで助ける仕組み。現在、五百十一人のお年寄りが八百二十三人の支援者、百二十三の会社・団体から支援を受けている。

 

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