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ネットで届け出 安全登山 北ア10カ所に端末→通過時、家族にメール

協定書を見せる日本山岳ガイド協会の磯野剛太理事長(左)と石井隆一知事(中)、山田知裕県警本部長=県庁で

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県、システム運用へ

 県は日本山岳ガイド協会(東京)が運営する登山届のオンライン受理システム「コンパス」の運用を始める。提出者が警察などの関係機関と登山ルートを共有し、安全確保につなげる。県庁で二十四日、関係機関の代表者が協定を結んだ。(向川原悠吾)

 コンパスは登山者がインターネットを通じて登山届を提出するシステム。登山道に設置された端末近くを登山者が通過すると、スマートフォンなどと交信して、あらかじめ登録した家族や友人らに安全確認のメールが届く。時間を過ぎても目的地に到達しない場合も、連絡のメールが届き、県や県警が登山届を確認しながら捜索できるようになる。

 県警によると、二十三日現在で、今年遭難した三十一人のうち、登山届が未提出だったのは十七人。昨年は遭難者の47%が届け出ていなかった。県はこれまでメールでも登山届を受け付けていたが、コンパスを使うことで安全性と利便性が高まるといい、利用を呼びかけている。

 登山道での端末は七月上旬〜十月、北アルプスの立山連峰周辺に十カ所設置する予定。富山でのコンパスの運用は全都道府県のうち、二十三番目。これまでに遭難救助に役だった実例があるため、実績などを見ながら、端末の増設を検討していくという。

 協定の締結式には、県と県警、協会の代表者らが出席した。山田知裕県警本部長は「山岳事故は春の大型連休中に連日発生するなど、予断を許さない状況だ。(コンパスの導入で)得られる状況は大切な情報で、救助活動にさらに力を入れていきたい」と語った。

 

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