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「院内デイケア」開始 砺波総合病院 認知機能 低下防止へ  

認知症の予防・進行をくい止める院内デイケアで窓の外を見て、天気を確認する入院患者のお年寄り=砺波市新富町で

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 砺波市の市立砺波総合病院は、認知症の予防や既に症状のある高齢の入院患者を対象にした「院内デイケア」を始めた。体操やレクリエーションを通して認知機能の低下を防ぎ、退院後の生活につなげる。十日は二回あり、各三人がケアを受けた。

 高齢化が進む中、認知機能の低下した入院患者は増加傾向にある。入院により日常会話が減るなど刺激の乏しい受け身の生活に変化することで症状が進むのを防ぎ、心身の機能維持、生活リズム障害の改善、入院生活の活性化に役立てる。

 医師、看護師、薬剤師、臨床心理士ら七人で認知症ケアチームを組織。七十〜八十代を中心に二十人を対象者に想定し、今月三日から始めた。週四日開設し、一回一時間、一人あたり週二回は利用してもらう。病気になりはじめた時期(急性期)の患者も対象とし、県内では先進的な取り組みという。

 毎回、日本看護協会の認知症看護認定を受ける看護師・畑真夕美さんら二人を指導者に進行。この日はまず、日時と曜日、天気を全員で確認。映像を見ながら体操した後、アジサイなどを折り紙で作り、模造紙に張り付けて飾る作業に取り組んだ。カラオケで歌うこともある。

 畑さんは「併用してもらっているリハビリと違って集団で参加するので、より社会性が刺激される。表情が乏しかった患者が笑顔を見せ、喜んだ家族が見学に訪れました」と手応えを話している。

  (山森保)

 

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