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魚津・天神山ガーデン 花咲く丘 地域で守る

見ごろを迎えたシャクヤク=いずれも魚津市小川寺の花の森・天神山ガーデンで

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 春はハナモモ。初夏はボタン。梅雨はアジサイ。郊外の緑豊かな丘陵地に、季節の花が代わる代わる咲く。世話をしているのは、ボランティア団体「花の森・天神山ガーデンを守る会」。行政の支援に頼ることなく、寄付や植物の販売で維持費を賄っている。

 前身は、魚津市出身の植物学者が研究用に造った植物園。地元で「ボタン園」として親しまれていたが、研究が一段落した十年前、花は県外へ移されることになった。存続を望む声を聞いた当時の魚津商工会議所会頭が“待った”をかけたのは、移送の二日前だった。

花や樹木の手入れに取り組むボランティア

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 管理を引き継いだのは、守る会会長の元野清光さん(70)ら有志たち。元野さんは「花を育てる大変さを知らなかったから引き受けられたんですよ」と笑う。花が途絶える冬を除き、毎日のように園内へ足を運び、草むしりや植栽、樹木の剪定(せんてい)などに汗を流してきた。

 雰囲気の良さが評判を呼び、来園者は年々増えている。一方で、費用の工面や次世代への活動継承といった課題も浮上している。元野さんは言う。「訪れた人にきれいな花を見て、気持ちを和ませてほしい。この場所を残したいという思いは十年前からまったく変わらない」 (山本真士)

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