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県庁の通訳が画面越し仲介 病院で「遠隔手話」利用を

タブレット端末を使って聴覚障害者と病院職員のやりとりを手助けする手話通訳者の塩見七恵さん=県庁で

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 聴覚障害のある人が病院を利用しやすくするため、県は「遠隔手話通訳サービス」を導入している。病院に置いたタブレット端末で県庁に常駐する手話通訳者と利用者、病院職員を結び、やりとりを仲介することで診療の円滑化を図る取り組み。県内の三つの公的病院でモデル事業として展開し、希望があれば他の病院への拡大も検討する。(酒井翔平)

 聴覚障害者が病院を訪れる際は家族が同行したり、筆談をしたりしているが、十分に意思疎通できないケースもある。県は昨年四月に県手話言語条例を施行し、手話でコミュニケーションが図れる環境の整備を進めており、その一環としてサービスを実施。県障害福祉課によると、病院など公的施設で遠隔手話サービスを導入している都道府県は富山を含めて八県ある。

 対象は県立中央病院、富山市民病院、県済生会高岡病院。総合案内や各診療科窓口などの病院窓口でタブレット端末やインターネット電話を活用し、手話通訳者が手話と音声を通訳し、利用者と病院職員に伝える。

 タブレット端末が持ち込めない診療時の同行を希望する場合は、県聴覚障害者センターの派遣事業を利用できる。

 サービスは七日から始まったが、現在まで利用者はいない。元看護師で対応に当たる手話通訳者の塩見七恵さんは「医療の専門用語を分かりやすく、具体的に伝えていきたい」と話した。

 受付時間は毎週月曜日−金曜日(祝日と年末年始を除く)の午前八時半〜午後五時。事前予約不要。 

 

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