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富山

全線開通日 また荒天運休 雪の大谷ウォーク中止

雪の大谷ウォークが中止になり、残念そうな観光客の姿が見られた立山駅=立山町で

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アルペンルート

 北アルプスを貫き、富山・長野を結ぶ山岳観光ルート「立山黒部アルペンルート」が十五日、全線開通を迎えた。しかし、風雪の影響で美女平(標高九七七メートル)から室堂(同二、四五〇メートル)間を走る立山高原バスが昨年に続き全線開通日に終日運休に。富山側の玄関口となる立山駅では、観光客が残念そうに来た道を引き返していた。(柘原由紀)

 午前七時の室堂の天候は吹雪で、気温は氷点下七度、風速一五メートル。強風と雪で視界は悪く、立山黒部貫光は高原バスの運行を危険と判断。巨大な雪の壁の間を歩く「雪の大谷ウォーク」も中止された。立山駅では係員たちが運休を知った観光客への対応に追われていた。

 二年連続で全線開通初日に高原バスが終日運休となったのは同社として初めて。田子宰嗣課長代理は「安全との板挟みで致し方ない。(あす以降)多くのお客さんにお越しいただき、入り込み数目標百万人を目指したい」と話した。千葉県成田市から訪れた公務員水野萌香さん(26)は「楽しみにしていたので残念。またリベンジします」と苦笑いしていた。

 雪の大谷ウォークは六月二十二日まで、今年の雪の高さは例年並みの十六メートル。今季から「立山黒部 雪の大谷フェスティバル」と題して、大観峰駅(標高二、三一六メートル)に巨大かまくらや雪のトンネルが用意され、雪の大谷以外のエリアも楽しめるようになっている。アルペンルートの今季の営業は十一月三十日まで。

長野・大町 トロリーバスから一新

電気バスで黒部ダムへ

出発式後に黒部ダムに向けて出発する電気バス=長野県大町市の関電トンネル電気バス扇沢駅で

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 立山黒部アルペンルートのうち、立山町の黒部ダムと長野県大町市の扇沢を結ぶ関電トンネルでは十五日、昨年まで半世紀余り運行したトロリーバスに代わり、電気バスが走り始めた。

 トロリーバスは上部の電線から電力を取り入れて動く鉄道の一種だった。電気バスへの切り替えは、電気料や維持管理の費用を抑える狙い。

 出発式は早朝に扇沢駅であり、電気バスの前で運転手の代表に花束が送られ、牛越徹市長や舟橋貴之町長ら関係者七人がテープカット。雪の降る中、関係者に見送られて観光客を乗せた複数のバスがホームを次々に後にした。

 関西電力黒四管理事務所(大町市)の村田直樹所長は「安全最優先で客に安心して乗ってもらえるよう努め、世界水準の山岳観光地で一翼を担いたい」とあいさつした。 (林啓太)

 

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