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宇奈月温泉街 地価上昇ストップ 魅力アップ 踏ん張りどころ

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 国土交通省が十九日に発表した公示地価で、これまで三年連続で上昇してきた黒部市の宇奈月温泉街が北陸新幹線が開業した二〇一五年三月以降、初めて横ばいに転じた。温泉の宿泊客数は三年連続で下がり続け、昨年は二十八万人あまり。ホテル・旅館や市は魅力アップに奔走している。

新幹線効果落ち着き 花火期間延長など工夫

 黒部市の商業地「宇奈月温泉街」の公示地価は前年が0・7%の上昇だったが、今年は横ばい。一平方メートル当たりの地価は五万四千五百円となった。

 各地点を鑑定した朝倉秀朗不動産鑑定士は、観光客が継続的に増える見込みが少なくなっていることで、新幹線の波及効果が落ち着いたことを要因に挙げる。

 宇奈月温泉の宿泊客数は一四年の二十五万九千五百十二人に対し、開業後、一五年は三十五万五千百九十八人、一六年は三十二万六千六百三十九人、一七年は三十一万七千九百五十人、一八年は二十八万五千六百三十人と推移。依然として宿泊客は多く、地価の下落にはならなかったという。

 市によると、昨年は大型宿泊施設が改装などで一年間稼働していなかったことが影響しているという。地価変動や宿泊者数の減少について、市商工観光課の担当者は「冷静に見ていく必要がある」と話す。

 一方で、対策にも乗り出している。トロッコ電車が運休する冬季は宿泊客数が減る傾向にある。宇奈月温泉旅館協同組合は二、三月に実施してきた毎週土曜の花火を今季は一〜四月にかけて、打ち上げている。

 宇奈月温泉の魅力を広めて宿泊客離れを食い止めようと、市は新年度予算に百万円を盛り込み、自治体職員や旅館関係者らで検討委員会を立ち上げる。 (向川原悠吾)

 

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