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ラグビーW杯日本大会しずおか

エコパで4試合終え国際交流の輪

◆ホームステイしながら観戦も

内藤君夫さん(右奥)とチョン・ニェン・ナムさん(手前左)の自宅にホームステイする外国人が集まり開かれた夕食会=袋井市春岡で

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 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の県内最終戦となるオーストラリア−ジョージア戦が十一日、袋井市のエコパスタジアムで行われた。エコパで行われた四試合には、世界イベントらしく多くの外国人が来場した。この日の試合では、オーストラリア人を中心としたグループが市内にホームステイしながら観戦するなど、W杯を契機にした民間レベルの国際交流の輪が広がった。

 オーストラリア人のマイケル・ダンさん(56)ら夫婦や友人ら五十代の六人が、市が作成したホームページを通じて申し込み、袋井市春岡の内藤君夫さん(72)と、次女久美子さんの夫チョン・ニェン・ナムさん(39)の二家庭にマッチングされた。

 十日に初顔合わせし、夕食は君夫さん宅で手巻きずしなどの和食に舌鼓を打ちながら、日本の文化に触れた。友人の勧めでホームステイをしたというダンさんは「日本は初めてだが、全てが新鮮な経験。すごくいい」と喜んだ。

 高校やクラブチームでラグビー経験があるという君夫さんは「英語は堪能でないけれどジェスチャーで何とかなるもの」と、ビールを酌み交わしながら親交を深め合った。

 試合当日の十一日、ゲストと同じオーストラリアを応援する衣装を着てスタジアムを訪れた君夫さんは「とてもフレンドリーで、楽しい時間だった」と話していた。

(高柳義久)

◆ボランティア1000人おもてなし

笑顔で来場者を迎えるラグビーW杯ボランティアの山下安範さん(手前左)=袋井市のエコパスタジアムで

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 試合が開かれた四日間ともに盛況だったエコパ。裏方として支えたのが、千人のボランティアたちだった。磐田市白羽の山下安範さん(61)は「静岡からおもてなし文化を世界に発信できた」と手応えを語った。

 二十代後半で脱サラし、青年海外協力隊員として活動し、ボランティアに関心を持った。約十五年前から、東京マラソンなどスポーツイベントでボランティアとして携わってきた。車いすの観客を誘導するほか、外国人に帰り道を聞かれることも多かったが「身ぶり手ぶりで乗り切った。皆陽気だからなんとかなったよ」と笑う。

 チームリーダーとして毎試合約二十人のボランティアをまとめた。当初は積極的に声を掛けるよう指示することもあったが「今じゃ何も言わずとも、自分で仕事を見つける。ボランティアも成長した」と語る。日本人からも外国人からも「ありがとう」と感謝されたことが何よりうれしい。「この感動は一生ものだよ」。この日も最後まで、笑顔でハイタッチを交わした。

(鈴木凜平)

 

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