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エスパルスDF松原、ベルギーへ出発

◆「清水背負って挑戦」

見送りに駆けつけた清水サポーターと記念撮影する松原后選手(前列中央)=22日午前、成田空港で

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 サッカーベルギー一部リーグ・シントトロイデンへの移籍が決まったJ1清水エスパルスのDF松原后(こう)選手(23)=浜松市中区出身=が二十二日、現地でのメディカルチェックと正式契約のため、成田空港発の旅客機でベルギーに向けて出発した。出発前、松原選手は「清水を背負うような気持ちで、挑戦したい」と抱負を語った。親子二代にわたる海外移籍の挑戦。元清水FWの父真也(しんや)さん(48)は「大きく成長してほしい」と期待を込めた。

 成田空港には、清水サポーター約四十人が駆けつけ、搭乗前の交流で、別れを惜しんだ。一九九三年以来の清水サポーターで、主婦の杉山祐子さん(藤枝市)は「后君は非常に素直な好青年。この海外移籍をステップにして、日本代表になってもらいたい」と笑顔をのぞかせた。

 松原選手は小学生時代から大型FWとして注目を集めた。ジュビロ磐田ジュニアユース(中学)を経て、浜松開誠館高でDFに転向。二〇一五年に清水に入団。一八二センチの長身を生かしたヘディングと、左足の精度の高いキックを特徴に活躍。昨季は、清水のフィールド選手で唯一、全三十四試合出場を果たした。

父真也さん(左)から激励を受ける松原后選手=22日午前、成田空港で

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 移籍の理由は、自身のさらなる成長と、将来の日本代表入り。そこには、父真也さんや、磐田と清水に所属した元五輪代表FWで叔父の良香(よしか)さん(45)からの影響がある。真也さんは聖隷学園高(現聖隷クリストファー高)二年の時、「大きな舞台で力を試したい」と単身、アルゼンチンに渡った。知人の紹介から、インディペンディエンテなど、名門クラブで修業。同国プロ二部のクラブと契約を交わした実績をもつ。

 良香さんは、東海大一高(現東海大静岡翔洋高)で大活躍したが、阪南大を一年で中退、ウルグアイのプロクラブ・ペニャロールで技を磨いた。松原選手は幼少のころから、二人の厳しい武者修行の話を聞いて育った。そして、「精神的にも成長して、自分をさらにレベルアップさせたい」と考えた。昨年末、清水にシントトロイデンから獲得のオファーが届き、松原選手は覚悟を決めた。

 浜松開誠館高サッカー部の青嶋文明監督(51)は「自身の目標達成のために選んだ新たなる挑戦。いかなる困難が訪れようとも初心を忘れず前進してください。試合観戦を楽しみにしています」と話した。シントトロイデンは松原選手と、三年契約を交わす見込み。

(川住貴)

 

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