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原発訴訟の裁判費 ネットで募る

高浜原発1、2号機などの廃炉を求めた訴訟の費用を集めたクラウドファンディングのサイト

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 原発関連の訴訟など公益性の高い裁判で、インターネットで資金を集めるクラウドファンディング(CF)を使って訴訟費用を集める手法が注目されている。「社会正義」を求める裁判では、弁護士は損得勘定抜きで、報酬はおろか経費も自己負担して携わるのが美徳とされてきたが、弁護士収入の減少などで担い手は不足。CFが打開策となるか、関係者の期待は高まる。

(小沢慧一)

◆浜岡原告団も関心

 中部電力浜岡原発(御前崎市)の永久停止を求め、静岡地裁浜松支部に起こした訴訟の原告団は「内部ではCFを活用するべきだという意見もある。導入は今後の課題」と指摘する。

 訴訟にかかる費用は現在、七百人ほどいる原告がそれぞれ一万円ほど出して賄い、弁護士も無報酬で担当している。原告団の事務局長を務める落合勝二浜松市議(共産)は「証人を招く際などにさらに費用がかかる」と今後の見通しを述べ「名古屋の例も参考にしたい」と語った。

(内田淳二)

<クラウドファンディング>英語で群衆を意味する「クラウド」と、資金調達の「ファンディング」を組み合わせた造語。取り組みたい内容をインターネットで発表し、賛同した人から資金を集める仕組み。企画の成功時に金銭を払う投資型、見返りの商品などを資金提供者が買える購入型、見返りは出さない寄付型などのタイプがある。

 

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