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リニア 知事、国交省案に前向き

 リニア中央新幹線の南アルプストンネル(静岡市葵区)工事を巡り、国土交通省が大井川の水資源への影響を科学的に検証する有識者会議の新設を提案したことに対し、川勝平太知事は二十一日、本紙の取材に「専門部会や利水関係者全てに相談して決める。国交省がせっかく出してこられたので、これしか(案が)ないのではないか」と語った。知事が提案への見解を示すのは初めて。

 国交省の江口秀二大臣官房技術審議官は十七日に来県し、難波喬司副知事に提案した際、「県が設けた専門部会は、ある意味で当事者。第三者の目で検証してもらった方がいい」と趣旨を説明した。

 知事は「(新設する会議は)色のついた第三者委員会じゃないかと思うが、それを分かった上でどうするか」と述べた。

 流域十市町長と知事が二十日に会談した際も、市町側からは、トンネル工学や水文学などの専門家を人選するとした国交省に対し、会議の中立性に疑問を呈する意見があった。

 県は十市町や県側識者の意見を集約し、国交省に提案を受けるか、返答する考え。

 国交省と県、JR東海による三者協議は開始できるめどが立たない状況を踏まえ、川勝知事は「国交省はデッドロック(暗礁)に乗り上げている。追い込むと窮鼠(きゅうそ)猫をかむ。人を困らせてはいけない」とも語った。

(岸友里)

 

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