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警戒 新型肺炎「人から人へ」

 【北京=坪井千隼】中国湖北省武漢市は二十一日、新型コロナウイルスによる肺炎による死者が計六人になったと明らかにした。中国国営中央テレビが伝えた。中国国内の患者数は大幅に増え三百人を超えた。中国国家衛生健康委員会は、医療関係者十五人の感染が確認されたと明らかにし、専門家チーム長の鍾南山(しょうなんざん)医師は「人から人への感染は明らかだ」と述べた。

◆静岡空港、中国9路線に注意喚起 

 新型コロナウイルスによる肺炎が拡大する中国で二十四日から春節(旧正月)の大型連休が始まるのを前に、静岡空港は水際対策を強化しようと、検疫ブースに注意喚起のポスターを掲示した。

 静岡空港には九つの中国路線が就航。管轄する厚生労働省名古屋検疫所によると、最初の患者が確認された湖北省武漢市から帰国し、せきや発熱などの症状があったり、解熱剤を飲んだりしている人は検疫官に申し出るよう呼び掛けている。赤外線で搭乗者の発熱の有無をチェックしている。

 静岡空港には武漢との直行便はないが、中国便を運航する各社には二十日、機内放送で武漢からの帰国者に注意喚起するよう要請した。広東や四川、雲南、浙江省、北京、上海でも感染や感染の疑いが確認されるなど、中国全土に広がり始めている。うち杭州、温州(浙江省)や上海には直行便がある。

 二十一日午後三時ごろ、国際線到着口から出てきた上海便の搭乗者はマスクの着用が目立った。乗り継ぎで上海便を利用したという日本人女性(81)は「出発前にニュースで聞いていたので、機内では念のためマスク着用を心掛けていた」と話した。

 二十四日からは来日する中国人客の大幅増も見込まれ、検疫所の担当者は「状況次第で対策を強化することもありえる」と述べた。

(佐野周平)

 

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