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磐田の「タイガーマスク」正体判明 9年間図書カード贈る

◆龍の子幼稚園の座光寺園長ら

渡部修市長(左)から感謝状を受けた私立龍の子幼稚園の座光寺明園長(左から2人目)と同園の職員たち=10日、磐田市役所で

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 漫画「タイガーマスク」の主人公「伊達直人と仲間たち」と名乗って約九年間、匿名で磐田市に図書カードを計百二万円分贈り続けた人物の正体が十日、判明した。贈り主は、市内の私立龍の子幼稚園の座光寺明園長(61)と園職員。渡部修市長の招きで市役所を訪ねた座光寺園長は「名乗り出たらイメージを壊してしまうのではと悩んだが、善意の運動を風化させたくなかった」と話し、市民に善意の広がりを期待した。

 座光寺園長は、二〇一〇年に始まった児童養護施設の子どもたちに匿名でランドセルを贈る「タイガーマスク運動」を知り、自分でも何かできないか考えた。一一年一月、たくさんの子どもたちに喜んでもらえる図書カードを市に活用してもらおうと、「伊達直人」の差出人名で一回目の図書カード五万円分を贈った。その後は園職員も賛同し、毎年秋に贈り続けた。図書カードは市内の障害児施設に配布され、子育てや教育施策に使われた。

 今年十一月、十回目となるのを区切りに休止を宣言したが、渡部市長が「感謝の気持ちを伝えたい」と面会を熱望していることを本紙などの報道で知り、名乗り出ることを決めた。

 渡部市長との面会には、タイガーマスク運動の先駆けとなった前橋市の会社員河村正剛さん(46)や園職員らも同席。渡部市長から感謝状を受けた座光寺園長は「運動をきっかけに、多くの人が思い立ったら行動に移せる世の中になれば」と話した。

(夏目貴史)

 

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