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伊藤美誠、五輪確実 卓球シングルス代表に

伊藤美誠

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 【ロンドン=共同】卓球女子の伊藤美誠(19)=磐田市出身、スターツ=が十六日、日本協会が定める東京五輪代表の選考基準を満たし、シングルス代表入りが確実となった。基準を満たしたのは男女を通じて同競技では初めて。正式決定すれば、団体で銅メダルを獲得した二〇一六年リオデジャネイロ五輪に続き二度目の五輪出場となる。

 日本協会はシングルス代表について、来年一月の世界ランキングで男女とも日本勢上位二選手を選ぶとしている。

 伊藤は十六日のワールドツアー、オーストリア・オープン(リンツ=オーストリア)の女子シングルスで四強入りし、来年一月時点で有効なランキングのポイントで日本勢二位以内が確実となった。

◆ぶれぬ鍛錬 激戦を突破

 2020年東京五輪の女子シングルス代表入りが確実になった伊藤美誠。女子の代表争いは伊藤に加え、ロンドン、リオデジャネイロ五輪の女子団体で2大会連続メダルの石川佳純(全農)、2017年世界選手権銅メダルの平野美宇(日本生命)を軸とした激戦が続いてきた。その中で伊藤が抜け出せたのは、自分の考えがぶれなかった点にある。

 象徴的だったのは、石川や平野が出場した9月のアジア選手権を見送り、10月に控えるワールドツアー2戦に向けて約1カ月間の練習に打ち込んだ判断だ。「何でもできる選手になりたい。あまり使わない技と思っても試合で急にぱっと出たりする。試合で成長するのと、練習で成長するのは違う」。目先にある世界ランキングのポイントを追うことより、将来の「幹」になる鍛錬に時間を費やした。

 成果は狙い通り10月に実った。スウェーデン・オープンで中国選手2人を破って準優勝し、続くドイツ・オープンも準優勝。この時点で代表選考の期限となる来年1月の世界ランクに有効なポイントで、2番手以下を2000点以上も離すことに成功した。

 「私は出場できる大会で(日本選手の中で)一番上にいく」ときっぱり。周囲の動向に流されることもなく、「組み合わせも、あまり見ないようにしている。誰が来てもいいように準備している」と自分らしさを貫いた。

 女子団体で銅メダルを獲得した2016年リオデジャネイロ五輪から3年。2大会連続出場となる東京五輪ではシングルスでの活躍も意識してきた。「1年間死ぬ気で頑張りたい」と誓っていた19歳が、まずは代表選考レースを突破した。

(磯部旭弘)

 

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