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熱海で1週間ぶり断水解消 台風19号被害

断水が解消され、水が使えるようになった公園=20日、熱海市で

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 県東部に大きな被害をもたらした台風19号からの復旧作業が続く中、熱海市の一部で続いていた断水が二十日、約一週間ぶりに解消した。二十一日の復旧を目指していたが、一日早まった。函南町や、同町経由で供給を受ける伊豆の国市の一部でも水道水の供給が再開され、近く断水が解消する見込み。

 断水は十二日、県営駿豆水道の送水管が函南町の土砂崩れで損壊し発生。熱海市で最大約八千世帯、函南町で約千四百世帯に影響が出た。県は十八日に送水管の応急復旧工事を終えた。

 熱海市へは十九日朝、送水が始まった。市職員が市内の配水池や配水管の洗浄作業に当たり、通常二日かかる作業を一日に短縮した。函南町でも通水が始まっているが、山間地で水が届くのに時間がかかる場所もあるという。

 熱海市笹良ケ台町の女性(79)は「待つのは本当に長かった」とホッとした様子。町内会長の小松正一さん(71)は「長引くほどストレスがたまり、高齢者が特に心配だった」と振り返った。市の無線が聞き取れず、断水解消後も給水所に来た住民がおり「情報伝達はこれからの課題」とした。

 同市は水道水の三割〜四割弱を県営水道に頼っており、市水道温泉課の担当者は「今回を教訓に自己水源の確保も考えないといけないが、お金と時間がかかる」と語った。

 県によると、台風19号の県内の被害は、函南町で一部損壊と床上浸水、床下浸水の住宅被害が増え、二十日正午時点でそれぞれ百三十二棟、九百七十七棟、千六百四十棟となった。

(山中正義、岸友里)

 

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