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台風19号の影響 県内企業確認急ぐ

◆ヤマハ発系「長野の従業員宅が浸水」、遠州鉄道「南アルプスツアー中止」

 東日本各地に洪水被害をもたらした台風19号。県内の主な企業の製造拠点に大きな被害はなかったが、グループ会社の従業員が被災したり、店舗の休業やツアーの中止を余儀なくされたりした企業もあった。被害が広範囲に及んでいるため、各企業は部品や商品の調達に影響が出ないかどうか確認を急いでいる。

 ヤマハ発動機傘下のヤマハモーターロボティクスホールディングス(東京)によると、子会社で半導体製造装置メーカーのアピックヤマダ(長野県千曲(ちくま)市)の従業員約二十人が、市内を流れる千曲川の氾濫で自宅が浸水する被害に遭った。けが人の情報はない。流域にある工場二カ所に被害はなく、十五日は操業した。

 スズキ、ヤマハ発、ヤマハ、浜松ホトニクス、河合楽器製作所は、いずれも工場や設備に目立った被害はなかった。全国各地のサプライヤー(部品供給業者)や製品の販売店に影響がないか調査を続けている。

 マックスバリュ東海は十二日から十三日午前にかけて、停電などの影響で、県東部や伊豆、神奈川県を中心に約四十店を休業。杏林堂(きょうりんどう)薬局(浜松市中区)は、仕入れ先の和歌山市の漬物メーカーが被災し、一部の商品の入荷が滞る恐れがあるという。

 遠州鉄道(同)は、十六〜二十一日に催行予定だった長野、山梨県の南アルプスへの日帰りツアーを林道の通行止めに伴い中止。約二百人が参加予定だった。このほか、神奈川県の箱根登山鉄道が一部区間で運休しているため、ツアーのルート変更を含めて対応を検討している。

 清水銀行としずおか焼津信用金庫は、焼津市のスーパー富士屋田尻北店に置く現金自動預払機(ATM)が冠水などで利用停止となった。清水銀は十五日中、しずおか焼津信金は十七日の復旧を目指している。

 ◇

 県東部、伊豆を中心に住宅の損壊や浸水が相次いだことを受け、県内の各金融機関は、被災者を対象に、通帳や預金証書、印鑑などを紛失しても、本人確認ができれば、預金の払い戻しができるように対応する。定期預金の期限前の払い出し(中途解約)の相談や、汚れた紙幣、通貨の引き換えにも応じる。

 静岡銀行と清水銀、しずおか焼津信金は、被災者向けの融資などに関する相談窓口も全店に設置した。

(伊東浩一、久下悠一郎、山田晃史)

 

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