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浜松・置き石 放火疑い 男を再逮捕

◆事件そばの農機具小屋に

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 浜松、湖西両市で昨年十月から車道にブロックなどが相次いで置かれた事件で、県警は十五日、浜松市東区の路上に七月、ブロックを置き、近くの農機具小屋に放火したとして、道交法違反(道路における禁止行為)と建造物等以外放火の疑いで、浜松市の四十代の無職の男を再逮捕した。

 浜松市内では五〜七月、無人の小屋やビニールハウスに放火される事件が九件発生しており、県警は男が路上に相次いで障害物が置かれた一連の事件のほか、連続放火事件にも関与しているとみて調べている。

 再逮捕容疑では、七月三十日未明、中学一年の長男(12)=往来妨害の非行内容で児童相談所に通告=と同市東区中田町の市道にブロック一個を置き、西へ約二百メートル離れた農機具小屋に火をつけ、約九平方メートルを全焼したとされる。男の弁護人によると、容疑を否認し、黙秘している。

 静岡地検浜松支部は十五日、同市中区の市道に八月二十日未明に円柱二個を置いたとして、往来妨害の罪で男を起訴。この事件では円柱に乗用車が接触し、運転していた女性にけがはなかった。再逮捕容疑で道交法違反を適用したことについて、捜査一課は「事故を誘発した最初の逮捕容疑と異なり、今回はブロックは置かれたものの車の往来は可能だった」としている。

◆長男とポケGO、夜中にたびたび 近隣住民目撃

 「穏やかで、礼儀正しい印象」。十五日に建造物等以外放火と道交法違反の疑いで再逮捕された浜松市内の四十代の無職男。近所の住民からは驚きの声が上がる一方、自宅周辺では、夜中を中心に、長男(12)とスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」をしながら自転車で巡る姿がたびたび目撃されていた。

 近隣住民らによると、男は県外の出身で、長男を連れた妻と結婚。定職に就いている様子はなく、介護関連の仕事をしていた妻が生計を支えていたとみられる。

 男は自転車を複数台、所有。近くに暮らす六十代の女性は「午後十時や未明に、長男と一緒に自転車でそろって出掛ける姿を頻繁に見た。出発前には、パンクを直すなど自転車を点検していた」と明かす。

 長男は内気な性格で人付き合いが苦手といい、中学校を休みがちだったという。「夜中にポケモンGOをしているから登校時間に起きられないんだと思う」と別の女性は話す。「友達が少ないからか、父親の背中を追い掛けるように犯行を重ねたのかもしれない。親子の仲は良いし、父親が長男に犯行を強要するイメージは持てない」とショックを受けた様子だった。

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