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チームソング考案 ヤマハ発・山本選手

日本代表のチームソング「ビクトリーロード」の歌詞を考えた山本幸輝選手=大阪府東大阪市で

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 ♪ビクトリーロード この道 ずっと行けば 最後は笑える日が来るのさ−。ラグビー日本代表には、試合や練習の後に歌うチームソング「ビクトリーロード」がある。米国のフォークソング「カントリーロード」の替え歌で、歌詞を考えたのは最終候補に残りながらもワールドカップ(W杯)出場がかなわなかったフォワードの山本幸輝選手(28)=ヤマハ発動機。初の八強入りに挑むチームが歌詞の通り笑える日が来ることを信じている。

 チームソングが生まれたのは二月から行われた代表合宿。ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチが「みんなで歌える歌が欲しい」と提案したのがきっかけだ。てっきり全員で作るものだと思っていたが、主将のリーチ・マイケル選手(31)が取材に「幸輝に任せている」と話しているのを知り、びっくりした。

 「任せてもらった以上は、やらなあかん」。同室の三上正貴選手(31)=東芝=に相談。外国出身選手でも歌いやすく、みんなが知っている歌は何だろう。思い浮かんだのがアニメ映画「耳をすませば」の挿入曲としても知られるカントリーロード。ゆったりとしたテンポ、親しみやすいメロディー。これだと思った。

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 歌詞をどうするか。この時の合宿は、体力や筋力の向上がテーマ。走り込みなど徹底的に体をいじめ抜く内容だった。「つらい練習を乗り越えればW杯で勝てる。笑える日が来るんだ」。当時、自分たちを支えていた思いを込めた。

 八月二十九日にW杯に臨む日本代表が発表されたが、自分だけでなく、三上選手の名前もなかった。「人生で一番しんどい練習を重ねても、最終メンバーには残れないのか」。悔しさがこみ上げてきた。

 九月二十日、ロシア相手の開幕戦。テレビで勝利を見届けた後、同じフォワードの最前線でスクラムを組んでいた堀江翔太選手(33)からLINE(ライン)のメッセージが届いた。「おまえの文化、残ってるで」。試合後、ロッカールームで代表メンバーがビクトリーロードを歌う動画も一緒だった。大会に出られないメンバーのことも思ってくれている。とにかくうれしかった。

 W杯開幕後、この歌でチームを後押ししようとファンも動きだした。元代表主将の広瀬俊朗さん(37)から「お手本が欲しい」という依頼を受け、自らが歌う動画をツイッターに投稿した。

 十三日夜、八強進出を懸けて日本代表はスコットランドと戦う。「今のメンバーなら絶対に勝てる。自信を持って思い切りやってほしい」。それが山本選手の願いだ。

◆あすの大一番向け練習

雨の中、スコットランド戦に向けて練習する姫野和樹選手(右)ら=12日、秩父宮ラグビー場で

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 ラグビーW杯で初の八強入りを目指す日本代表は十二日、東京都内で一次リーグ最終戦のスコットランド戦(十三日、横浜・日産スタジアム)に向けて前日練習した。台風19号が接近し、強い風雨に見舞われる悪天候。選手たちは水しぶきを上げながら走り、大一番へ士気を高めた。

 前日練習は通常、試合会場で行われるが、この日は都内の別のグラウンドで調整した。決勝トーナメント進出を懸けた一戦へ、先発するリーチ・マイケル主将(東芝)や姫野和樹選手(トヨタ自動車)らが引き締まった表情で体を動かした。

 日本は三連勝で一次リーグA組首位に立ち、スコットランド戦で勝ち点2以上を獲得できれば、一位通過での八強入りが決まる。十二日のアイルランド−サモア戦でアイルランドが勝ち点2以下に終われば、日本の一次リーグ突破が決まる。

 

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