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駿府城に金しゃちほこ? 瓦製 静岡市が一部発見

新たに出土した瓦製の金鯱のウロコ(円内)と牙。部分的に金箔が付着していることが確認された=静岡市提供

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 静岡市は7日、駿府城の跡地(葵区)から、豊臣秀吉が築かせた駿府城の天守閣に使われたとみられる金箔(きんぱく)塗りの瓦製しゃちほこの一部が見つかったと発表した。駿府城では徳川家康が入城していた時代も含め、金色のしゃちほこ(金鯱(しゃち))の存在は知られていなかった。

 11日、見つかったウロコ部分の一般公開が現場で始まる。

 新たに瓦が見つかったのは、秀吉が築かせた天守台の石垣の西側。以前も同じ場所を調査していたが、石垣の深さを調査するためより深い地層を掘ったところ、金箔瓦33点が新たに出土した。金鯱のものとみられるウロコ(約10〜15センチ)と牙(約5センチ)も1点ずつ含まれていた。

 駿府城は、家康が少年や壮年期、晩年を過ごしたことで知られるが、天下人となった秀吉が、家康を関東に国替えさせた後、新たな駿府城を築かせていたことが市の調査で昨年、判明。石垣や金箔付きの瓦330点が見つかっている。

 今回の発見分も含め金箔瓦は、家康が晩年、駿府城を大改修した際に破棄したものとみられており、市歴史文化課の担当者は「城の軒先が金箔で覆われていたことは分かっていたが、金鯱が天守閣についていたとすれば、広い範囲で金箔が使われていた可能性が高まった」と話す。

 公開は11日から来年2月28日まで。無料。

(五十幡将之)

 

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