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最適経路はAIで 相乗りタクシー実験

◆静岡市など11月

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 目的地までの電車やバス、タクシーの最適な組み合わせを人工知能(AI)が提案する交通サービス「MaaS(マース)」の実用化を目指し、静岡鉄道(静岡市葵区)や静岡市などのプロジェクトチームは十一月、二〇一八年度よりも規模を拡大したAI相乗りタクシーの実証実験を静岡市内で実施する。

 国のモデル事業に選ばれており、七日、中部運輸局の認可を受けた。運転手不足などで公共交通機関の維持が危ぶまれる中、AIや次世代通信技術を活用し、自家用車に代わる交通体系を模索する。

 タクシーの相乗りは道路運送法で禁じられているが、実験は特例で許可される。複数の利用者がウェブサイトから目的地を入力すると、AIが利用者をマッチングして、最適な経路を計算。料金は一人で乗車するよりも25%割引され、クレジットカードで決済する。

 今年二月に清水港や東静岡で実施した実験は、無料で利用でき、参加タクシー業者は静鉄タクシーのみだったが、今回は実用化に近づけるため有料とし、九社が参加する。エリアも静岡駅以北の約二十一平方キロメートルと約二倍に広げた。利用者は静鉄の交通カード会員が対象。

 十一月一〜三十日の午前八時から午後九時まで実験し、利用料金の適切さや需要動向などを探る。プロジェクトの代表幹事を務める静鉄の担当者は「国からも大きな注目を集めており、実験データから移動ニーズをくみ取ることで今後の交通政策に生かしたい」と話している。

(五十幡将之)

 

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