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地元密着 災害報道に力 テレビ静岡・若松社長に聞く

災害報道に力を入れると語る若松誠社長=静岡市駿河区のテレビ静岡で

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 テレビ静岡(静岡市駿河区)の若松誠社長(64)は本紙のインタビューで、昨年県内で発生した大規模停電などを踏まえ、災害報道に力を入れる考えを明らかにした。想定される南海トラフ巨大地震も念頭に「いつ起きるか分からない災害時への対応力を含め、地元に密着した情報を視聴者に届けるのがローカル局の使命だ」と語った。

 災害報道を意識したのはフジテレビの米国特派員時代。「米国は自然災害が多く、テレビ局は災害報道や天気予報に多くの時間を割いていた」。昨年九月末の台風24号による県西部などの大停電の際には、テレビ静岡もスマートフォン向けにニュースを配信した。

 ネット動画の普及や若者のテレビ離れなど放送業界を取り巻く環境が厳しさを増す中、「地元に愛され、親しまれるテレビ局」を掲げる。番組の自社制作に力を注ぎ、七月からは平日夕方に地元情報やニュースを扱う「ただいま!テレビ」を始めた。「フジテレビの全国ニュースも取り入れつつ、地元の情報を手厚く報じていく。制作力を高め、報道の力もレベルアップしたい」と語る。

 テレビ局に入るきっかけは小学生時代、中日新聞記者だった父親が時事解説のために出演したフジテレビの収録に同行したこと。「社員が親切で社内のあちこちを案内してくれた。その思い出が印象に残っている」と振り返る。

 地域貢献の一環として十二、十三の両日、テレビ静岡本社で感謝イベント「テレしず祭り2019」を開く。「カメラマン体験や社内見学など、私がテレビ局に入った原体験も用意している。多くの子どもに来てほしい」と呼び掛ける。

 両日とも午前十時から。入場無料。県内三十五市町の食が楽しめるコーナーもある。

(沢田佳孝)

 わかまつ・まこと 慶大卒。1979年フジテレビ入社。政治部記者として安倍晋三首相の父晋太郎氏の取材などを担当。米ワシントン特派員や解説委員長、執行役員常務を経て2019年6月からテレビ静岡社長。東京都出身。

 

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