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ヤマハ発のプライド胸に ヘルに同僚がエール

◆突破力に期待「結果を」

南アフリカ戦に先発したヤマハ発動機のヘル・ウベ選手(中央)=6日、埼玉県熊谷市の熊谷ラグビー場で

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 二十日開幕のラグビーワールドカップ(W杯)に出場する日本代表に、磐田市に本拠地を置くトップリーグのヤマハ発動機から唯一選ばれたヘル・ウベ選手(29)。一九三センチ、一一三キロの恵まれた体格を生かしたボールキャリー(ボールを持っての突進)やスクラムの強さに定評がある。ヤマハ発の同僚たちからエールを受け、本番に挑む。

 ヘル選手はトンガ出身。ニュージーランドの高校から拓殖大を経て二〇一四年にヤマハ発に入った。結婚して家族の支えを受け、ラグビーに集中できる環境が整うと、めきめきと力をつけた。W杯前の最後の強化試合となった六日の南アフリカ戦では、スクラム時に最前列の選手を押し出すロックとして先発し、前半だけの出場になったが存在感を示した。

 「僕のラグビーはヤマハ発から始まった。ヤマハ発の心を持ち、プライドを持って戦いたい」と、ひのき舞台を見据える。

 そんなヘル選手に、同僚たちも熱い期待を寄せる。二〇一五年のイングランド大会で強豪・南アフリカを撃破した日本代表の中心となった五郎丸歩選手(33)は「世界の中でもインパクトのある選手。ラグビー人生を飛躍させるためにも、しっかり結果を残してほしい」と話す。

 〇七年のフランス大会に出場した矢富勇毅選手(34)は「W杯は雰囲気、プレッシャー、注目度が全然違う。日本代表にとってウベの突破力、力強さは絶対必要。ウベが活躍するのは僕もうれしいし、思い切ってプレーしてほしい」と激励する。

 「ウベのボールキャリーはワールドクラスで、チームメートとして頼もしい」と話すのは〇七年のフランス大会に出場した山村亮選手(38)。〇三年のオーストラリア大会にも関東学院大から出ている。山村選手は「自国開催のW杯はなかなか味わうことのできない特別な時間。最高のコンディションで臨んでほしい」と気遣った。

 ヤマハ発からW杯に出場したのはヘル選手で八人目。五郎丸選手ら三人のほか、久保晃一(〇三年)、木曽一(〇三、〇七年)、大西将太郎(〇七年)、マレ・サウ(一五年)の四選手が出ている。

(高柳義久)

 

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