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女子サッカー人口3万人目前 なでしこ活躍が後押し

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 日本サッカー協会の女子選手の登録数が最近、増えている。二〇一八年度は二万八千七百六十五人で、前年度を六百四十六人上回った。女子は高校で部活はあるが、小中学生は女子のみのクラブが少なく、男子と一緒にプレーするなど厳しい環境にある。そんな中、女子日本代表「なでしこジャパン」の活躍が選手の裾野を広げているようで、女子ワールドカップ(W杯)フランス大会で戦う姿は若い選手の心の支えになっている。

 日本サッカー協会のチーム登録は、第一種(男子プロチームやアマチュアチームなど)、第二種(男子高校生)、第三種(男子中学生)、第四種(主に男子小学生)、女子、シニア(四十歳以上の選手で構成)の六つに分類されている。

 このうち、第一種から第四種までは少子化などの影響で減少傾向にある。しかし、女子は一四年度に前年度の三万人の大台から二万六千九百七十八人へと減らしたが、一五年度から再び盛り返し、三万人の大台に近づいている。

 女子が微増ながら、選手登録数を伸ばしている理由は、なでしこジャパンの活躍や、国内で女子サッカーの認知度が高まってきたため。一三年度に三万人を超えたのも、一一年女子W杯ドイツ大会の日本初優勝が影響したとみられる。

◆「浜松泉FC」80人躍動

将来のなでしこジャパンを目指して練習に励む浜松泉FCの小学生ら=袋井市のエコパスタジアムで

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 浜松市で唯一の女子サッカークラブ「浜松泉FC」は、峰山直久監督が男子少年団に交じって練習する女子の受け皿にと〇八年に結成した。二年前に七十人だった会員数は現在、八十人に増えている。

 練習は夜間で、小学生と中学生の二チームに分かれ、数人のコーチが手厚く指導する。峰山監督は「なでしこジャパンが活躍すれば、世間も盛り上がるし、サッカーをやりたい女子も増える」とみる。

 男子サッカーは一九二一年、日本サッカー協会の前身の大日本蹴球協会が創設されて百年近い年月を経て地歩を固めた。女子サッカーは七九年の日本女子サッカー連盟設立で本格化し、約四十年の歴史しかない。

 元女子日本代表の半田悦子さん(54)=常葉大橘高女子サッカー部監督=は「女子サッカーは国内に徐々に浸透している最中。今後も関係者の努力が、認知度を高めていくことにつながる。また、なでしこジャパンがW杯で勝ち続けることも大切なこと」と話した。

(川住貴、写真も)

 

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