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株主総会 公平性狙い広がる脱・お土産

お土産の廃止を伝える招集通知の文面

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 三月期決算の上場企業の株主総会が県内でも本格化する中、会場に来た株主に渡すお土産を廃止する企業が増えている。欠席した株主との公平性を保つのが狙いだが、出席者数が減るなど影響も出ている。

 二十四日に浜松市中区の本社で株主総会を開いたヤマハ。出席者数は前年より二百十七人少ない二百六十六人とほぼ半減した。

 広報担当者は「お土産を今年廃止したことが理由と考えられる」と説明。株主には招集通知で「ご来場株主様へのお土産は取り止めさせていただきます」と伝えてあった。廃止したのは「来場できない株主との公平性を期すため」という。前年はグループのヤマハリゾートの高級ホテル「葛城北の丸」のお菓子の詰め合わせをお土産に用意した。

 ヤマハのほか、巴川製紙所(東京都中央区、県内に主要拠点)も今年からお土産を廃止。従来は自社製品や金券を贈っていた。特種東海製紙(同)は昨年から、スルガ銀行(沼津市)は一昨年から、お土産を廃止した旨を招集通知に明記した。

 一方、自動車部品製造のフジオーゼックス(菊川市)は、数年前から招集通知で「お土産あり」を知らせている。二十四日に掛川市内であった今年の株主総会ではお茶と菓子の詰め合わせを配った。担当者は「機関投資家が多かったが、最近は個人株主の来場が増えた」と効果を口にする。

 上場企業などの株式実務担当者でつくる全国株懇連合会の二〇一八年度の調査では、株主総会出席者へのお土産が「ない」とした企業は前年度比4・6ポイント増の33・5%に上った。

(鈴木啓紀)

 

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