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小出義雄さん死去 県内からも悼む声

 二〇〇〇年シドニー五輪の女子マラソンで金メダルに輝いた高橋尚子さん(中日新聞社客員)らを育てた陸上の長距離・マラソン指導者、小出義雄(こいで・よしお)さん(佐倉アスリート倶楽部代表)が二十四日、肺炎のため千葉県内の病院で死去した。八十歳。

 小出義雄さんの訃報を受け、焼津市でランニング教室を経営する松本真由美さん(52)は「不死身の人だと思っていた。私の基盤をつくってくれた貴重な人をなくした」と悼んだ。

 小出さんが監督に就任した一九八八年にリクルートに入社し、五年間、指導を受けた。「野性的な感覚を持った昔ながらの指導者。気さくで、楽しい人だったけれど、三十キロ走二本の練習を当たり前のようにやるなど、大変だった」と振り返る。

 二〇一七年に始めた教室「松本塾」では、「細かいことにこだわらず、楽しく正しい走り方を伝える」小出さんの指導法を受け継いでいるという。

 県議の中沢通訓さん(74)は一九六五(昭和四十)年の箱根駅伝で、青山学院大の選手として、順天堂大の小出さんが一年前に走った八区を任された。「不思議な縁を感じていた。ほめて伸ばすという指導法は当時の風潮と真逆で、面白いなと思っていた。一時代を築いた方が亡くなり寂しいが、彼に続く人はこれからも出てくると思う」と話した。

(瀬田貴嗣、岸友里)

 

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