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ヤマハ本社ミュージックサイレン 活用を提言

◆サウンドスケープ協会が発表

28日で運用を終了するミュージックサイレン=浜松市中区のヤマハ本社で

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 ヤマハ(浜松市中区)が二十八日で運用終了を決めた本社のミュージックサイレンについて、音と環境の研究者らでつくる日本サウンドスケープ協会(理事長・鳥越けい子青山学院大教授)は二十五日、保全と利活用を市民に呼び掛ける提言をホームページで発表した。

 提言書では「録音再生ではなく、吹鳴によって演奏する世界でも類を見ない貴重な楽器」と指摘し、「音の文化財として価値を広く社会に還元し、保全・利活用される必要がある」と訴えている。具体的には「ミュージックサイレンを聴く日」などの記念日を設け、当日限定で吹鳴を復活させることを提案している。

 ミュージックサイレンはヤマハ前身の日本楽器製造が一九五〇(昭和二十五)年に製造を始め、本社四号館の屋上に設置。現在は八九年発売の二号機が稼働している。老朽化して部品もないため四号館の解体に合わせて撤去が決まった。同社によると、当面は本社の倉庫に保管する予定。

 累計約二百台が全国の役所や学校などに設置されたが、音が鳴る状態で現存するのは、他に三重県伊賀市役所など四カ所だけとなっている。

(鈴木啓紀)

 

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