トップ > 中日新聞しずおか > 朝夕刊 > 記事

ここから本文

朝夕刊

元本 最大7割カット 不正融資でスルガ銀検討

 スルガ銀行が、シェアハウス向け不正融資問題で返済に行き詰まった物件所有者に対し、最大70%の元本カットを検討していることが分かった。問題を重く見た銀行側が、大幅な譲歩が必要との判断に傾いた。不正度合いなどに応じてカット率の目安を設け、個別に交渉する。今後、金融庁や関係者などと詳細を調整する方針で、数字が上下する可能性もある。

 金融庁は十月に出した業務改善命令で、シェアハウス向け融資の債務者への金利引き下げや、返済条件の見直しなどを求めている。スルガ銀は、返済条件の変更などは「物件などの状況を踏まえて個別に対応する」(広報)としているが、一定の目安を設定することで手続きの迅速化を図る。

 関係者によると、融資の返済額が賃料収入を上回り、収支がマイナスの場合に、最大70%までの範囲で元本カット率を調整する。銀行側が預金残高の水増しといった不正を知りながら融資したケースや、所有者が改ざんに気付いていながら融資を受けたケースなど、個々の状況に応じてカット率を増減させる方向で検討している。

 一方、シェアハウス所有者の弁護団は過剰債務を背負わせた不法行為として、融資契約の白紙化などによる一斉解決を求めている。

 

この記事を印刷する

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山
地方選挙

Search | 検索