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シロアリ駆除詐欺14人逮捕 被害1億円超か

 契約書など必要書類を示さず、シロアリ駆除などを持ち掛け手抜きの床下除湿工事をしたとして、静岡県警生活保安課や焼津署などは六日までに、特定商取引法違反(不実告知、書面不交付)の疑いで、床下工事業の浦谷翔馬(27)=横浜市港北区、柳貴典(26)=横浜市南区、韓国籍=の両容疑者ら十四人を逮捕した。被害者は静岡、長野、山梨など計五県の四百五十人に達し、昨年六月以降、少なくとも総額一億円を不正に売り上げたとみている。

 逮捕容疑では、十四人は三〜八月に共謀し、静岡市駿河区の無職男性(82)ら十二人の高齢者宅で、「床下の湿気がひどく工事が必要」などと言い、契約書など必要書類を交付せず、うそを言って契約したとされる。

 県警は十四人の認否は異なるとして、一人一人の認否を明らかにしていない。

 十四人は実体のない会社を名乗り、高齢者を勧誘していた。過去に床下工事をした家庭の名簿を業者から購入し、複数のグループに分かれて県内外で活動していた。浦谷容疑者が除湿剤など資材の調達役で、柳容疑者が名簿の調達役だったとされる。

 十二人の被害者は六十〜九十代で、うち十人が静岡県内在住。それぞれ五万〜二百八万円を工事代金として支払った。押収したパソコンから数千〜数万件規模の名簿が見つかり、容疑者らが名簿をもとに高齢者宅を訪問し、過去に工事をした業者を装っていたことが分かっている。

 三月に焼津市の男性が焼津署に苦情を寄せ、県警が捜査を進めた。

 焼津署には六日朝から捜査車両が次々に入っていった。Tシャツやトレーナー姿の容疑者らは、逮捕された横浜市の自宅から移送され、少しうつむきながら捜査員に連れられていった。

 

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