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浜名漁協、GI制度に「ドウマンガニ」申請

浜名漁協がGI申請したドウマンガニ

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 浜名漁協(浜松市西区)は、国が地域の農林水産物や食品をブランドとして保護する「地理的表示(GI)保護制度」の対象に、浜名湖で取れ、地元で「ドウマンガニ」と呼ばれるトゲノコギリガザミを「浜名湖ドウマン」と称して、農林水産省に登録申請した。申請は二日付。

 申請後は、省内で内容を確認した後、三カ月間の意見公募(パブリックコメント)を実施。学識経験者の意見を踏まえて判断する。一般的に登録までに一、二年ほどかかるという。登録後、同漁協は重さ五〇〇グラム以上を浜名湖ドウマンとしてGIマーク付きのタグを付ける予定。

 GIに登録されると、国のお墨付きを得た形で他の産品と差別化される上、漁業者側にも貴重な資源として意識付けされ、資源保護にもつながるとみられる。河合和弘組合長(66)は「浜名湖全体の水産振興につなげたい」と力を込めた。

 ドウマンガニは、丸い甲羅から「胴丸」がなまった呼び名。浜名湖は日本の北端に位置する漁場で、七〜九月の高水温期にピークを迎える。年間漁獲量は平均約七トン。県内外の料亭などで扱われ、地元では「幻のカニ」といわれる。国内では沖縄県や高知県など限られた地域で取れるが、餌に恵まれ低温の極限環境で育った浜名湖産はうま味や甘味が濃厚だ。

 登録されれば、三島市と函南町の「三島馬鈴薯(ばれいしょ)」と富士市沖と沼津市沖の「田子の浦しらす」に次いで三件目となる。

(飯田樹与)

 

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