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極め人

「乃木坂46」昨秋卒業 若月佑美さん 個性見つけ転身

◆人に影響与える女優に

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 富士市出身で、昨年十一月末にアイドルグループ「乃木坂46」を卒業した若月佑美さん(24)。「誰かの人生にいい影響を与えられる人になる」。女優に転身した今も、アイドル時代からの夢を、抱き続ける。

 −なぜアイドルを目指したのか。

 進路を決める高校二年生の時、悩みすぎて勉強する意味が分からなくなりました。幼稚園の時になりたかった芸能人になる夢を思い出し、一人で決心しました。アイドルになってからはいろいろな反響をもらい、私でも人の役に立てるんだと気付きました。誰かの人生にいい影響を与えられる人になる。そんな夢を持って頑張っていました。

 −周りは個性豊かなメンバーばかり。若月さんの個性とは。

 全然できないわけでも、すごくできるわけでもない。どれも真ん中な自分が悩みでした。周りのメンバーが自分の個性を出してくれました。そのままでいても十人十色。違った部分が自然と見えてきて、それを拾ってくれる人がいると気付けました。

 −自分で決めた道を貫いてきた。

 無難な道を行こう、人に嫌われないようにしようと考えた時期もありました。でも、周りのメンバーを見ると、自分も自分らしくいようと思えてここまで来られました。

 −試行錯誤を経て女優を志した。

 乃木坂46のメンバーでやった演劇「16人のプリンシパル」の影響が大きかったです。一幕で全員が即興コントに臨み、二幕の劇の出演者を観客の方に投票で選んでもらう。誰が選ばれるかその日にならないと分かりません。本番でやれない役も、選ばれないこともありましたが、十七人目の「選ばれなかった人」の役だと思ったら、気持ちが楽になりました。選ばれない人は喜怒哀楽をどう出すのだろうかと考えるようになりました。自分を救えて、誰かを楽しませることもできると思い、芝居をやりたくなりました。

人生をテーマに表現したという昨年の二科展の入選作=乃木坂46合同会社提供

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 −周りに決断を悩んでいる人がいたら、どう声を掛けるか。

 自分に後悔だけはしないことです。結果が出なくてもその時やれることはやって出なかっただけで、結果を出す域に自分が至らなかったと思って、引きずらないようにしたいですね。

 −静岡の思い出は。

 ハンバーグ店の「さわやか」で外食したり、エスパルスドリームプラザ(静岡市清水区)で遊んだり。私は「ドリプラ」ではなく「ドップ」と略していました。薬を服用する際はお茶と一緒に飲みたくなってしまいますし、はんぺんは黒がいいですね。

 −静岡市で今月あった「東京ガールズコレクション」や静岡市の成人式にも参加した。

 県出身者に、こんな人がいると知ってもらいたいです。同世代や中高生たちに、夢を諦めないきっかけになってもらえれば。

 −今後の目標は。

 街中で名前を呼んでもらえたらうれしいです。作品の感想を言ってもらうときには役名で呼んでもらいたいこだわりもあります。

(聞き手・谷口武)

 わかつき・ゆみ 富士市出身。2011年8月に「乃木坂46」の1期生として加入。現在は女優。美術公募展「二科展」には7年連続で入選中。静岡市で昨年あった「大道芸ワールドカップin静岡2018」で公式Tシャツをデザインした。日本テレビ系コメディードラマ「今日から俺は!!」で不良少女役。福田雄一さんが演出した舞台「スマートモテリーマン講座」に出演した。

 

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