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もしも神様がいたら、人々を見守るその視界はこんなふうだろうか。ドローン(小型無人機)を使い、人では見るのが難しい場所から、しずおかの街や自然を眺めてみたい。

人 (5)原田橋の工事現場 完成迫る 生活の支え

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順調に進む原田橋建設の現場。橋と道路をつなぐ接続部分で舗装へ向けた工事にあたる作業員ら=浜松市天竜区佐久間町で

 鳥のさえずりが響く静かな山あいで、真新しい橋桁と斜面の道がつながろうとしている。工事現場に作業員の影が伸びる。

 浜松市天竜区佐久間町の国道473号に建設中の新しい原田橋。開通が来年春先に迫る。天竜川をまたぐ橋桁の架設を十一月末に終え、右岸側で国道との接続工事が進む。

 車の重みを橋桁や橋脚に伝えるコンクリート床版(しょうばん)を土台の上に築くため、補強する細長い鉄骨を作業員が運び、網目のように組み付ける。

 市職員二人が亡くなった橋の崩落から、まもなく五年。着工後ほぼ毎日十〜三十人の作業員が現場に入っている。大雨により上流の佐久間ダムの水が放流され、作業が中断することも。空模様が日々気になるのは、放流のたびに仮設道路の通行止めで不便を強いられた住民と同じだ。

 国道との接続工事を担う中村建設(中区)の土木部工事長・熊谷真孝さん(38)は「これだけ待ち望まれる橋は、なかなかない」。住民の思いを感じつつ、完成に近づく現場を見つめる。

 写真・川戸賢一

 文・島 将之

 (しずおかドローン紀行を終わります)

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