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もしも神様がいたら、人々を見守るその視界はこんなふうだろうか。ドローン(小型無人機)を使い、人では見るのが難しい場所から、しずおかの街や自然を眺めてみたい。

乗り物 (4)パルパルの観覧車 5色の小部屋 遊泳11分

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浜名湖を一望できる大観覧車。1周約11分の空中浮遊を体験できる=浜松市西区の浜名湖パルパルで(ドローンから)

 ピンクにオレンジ、黄緑、水色、薄紫。温泉街として知られる浜松市西区舘山寺町の空を、淡い五色のゴンドラをつけた直径五十三メートルの大車輪が万華鏡のようにゆっくりと回る。浜名湖を一望できる遊園地「浜名湖パルパル」の観覧車は、年間約四十万人を呼び寄せる人気アトラクションだ。

 胸をドキドキさせながらも、歓声を上げる子どもたち。仲むつまじく肩を寄せ合う恋人。大車輪に等間隔に並ぶ三十六台のゴンドラは、一周する十一分の間、一台ごとに違うドラマを乗せて回る。ゴンドラが地上から離れるにつれ、ホテルや旅館など背の高い周辺の建物が、おもちゃのように小さくなっていく。

 ゴンドラが頂点にさしかかった。強い日差しに、太陽の近さを感じた。遮るものが何もない海抜約八十メートルの高さからは、約十キロ先のJR浜松駅辺りまで田園地帯や丘、アクトタワーなどが、陽光に照らされ、はっきりと見える。

 ゴンドラに同乗して説明役を買ってくれたスタッフ南部光さん(36)の声のトーンが上がった。「ここに来ると、本当に浜松って平たいんだなって思うんです」

 写真・川戸賢一

 文・糸井絢子

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