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静岡けいざい

EVモーターを1台で検査 NSTが新装置

◆納期は3分の1、費用4分の3に

EV用モーターの納品前検査が1台でできる新装置「ME−1000」=浜松市北区のエヌエスティーで

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 検査・計測システム製造のエヌエスティー(NST、浜松市北区)は、電気自動車(EV)の中核部品となるモーターの納品前検査が一台でできる全自動装置「ME−1000」を開発した。同社によると、一括して各種検査ができる仕組みは国内初。自動車業界でEV投入が加速する中、生産の効率化につなげる。

 一括検査するのは、モーターの回転状況や温度変化を測るセンサーの正確性、漏電を防ぐ絶縁耐圧といった項目。これまでは検査項目に応じて順次、別々の検査機器をモーターに配線で接続する必要があった。

 新装置は、五種類の検査機器を高さ一・四メートルの箱に収納。「レシピ」と呼ばれる検査に必要な情報を事前に入力し、この装置に一度配線をつなげば、検査ごとの計測回路を自動で切り替えて測定する。検査時間は数分で済むため、モーターの出荷までかかる期間を三分の一に短縮できるとしている。

 NSTは十五年ほど前に、パワーウインドーやワイパー用モーターを手始めに検査分野に参入。EV、ハイブリッド車(HV)の完成車メーカーや部品会社に機器を納めている。営業部の鈴木康之課長は「検査の全自動化は顧客の要望が多い。世界的なEV普及とともに、出荷を増やしたい」と展望する。

 新装置の価格は千五百万円程度で、各種検査機器を一式そろえる費用の四分の三に抑えられるという。十七日まで東京ビッグサイトで開催中の技術展「オートモーティブワールド2020」に出展している。

(久下悠一郎)

 

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