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静岡けいざい

ヤマハ減収減益 9月中間決算

◆スマホ関連装置が低迷

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 ヤマハが一日発表した二〇一九年九月中間連結決算(国際会計基準)は、主力の楽器は好調だったが、中国や東南アジア向けのスマートフォンの基板検査装置の販売が低迷。欧州通貨ユーロに対する円高の進行も響き、減収減益となった。 

 売上高に当たる売上収益は前年同期比2・2%減の二千八十五億円、日本基準の営業利益に相当する事業利益は2・1%減の二百六十一億円、純利益は0・3%減の二百十一億円。円高で売上収益が六十七億円、事業利益が三十一億円、それぞれ目減りした。

 部品や装置を含むその他事業の売上収益は19・9%減の百五十三億円。北米以外の地域で前年を下回り、特にスマホ販売が低迷する中国では59%減となった。浜松市内で会見した川瀬忍常務執行役は「需要が落ち込み、各社が投資を様子見している。春の新商品に向け例年なら今ごろ注文が入ってくるが、出足が鈍い」と厳しい見通しを示した。

 楽器事業の売上収益は0・6%増の千三百八十六億円。為替影響を除いた実質ベースでは4%増だった。中国では好調なアコースティックピアノを中心に11%の増収。北米、欧州、新興国も伸びた。国内はわずかに前年を下回ったが、消費税増税前にグランドピアノなど高価格帯製品の駆け込み需要を取り込んだ。

 音響機器事業の売上収益は3・2%減の五百四十五億円。実売はほぼ前年並みだったが、為替による十九億円のマイナスが響いた。

 部品・装置の低迷が続く見通しや為替の動向を考慮し、通期の業績予想を下方修正。売上収益を期初予想より九十億円減の四千三百五十億円、事業利益を二十億円減の五百三十億円、純利益を十億円減の四百十五億円とした。

 ヤマハは今期から国際会計基準を導入している。

(鈴木啓紀)

 

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