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静岡けいざい

低速小型車巡回、島根・雲南で実験 ヤマハ発

お年寄りらの新たな移動手段として島根県雲南市での共同実証事業に使われる「AR−07」(ヤマハ発動機提供)

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 ヤマハ発動機は二十八日、島根県雲南市で電動小型車両を使った交通システムの共同実証事業を始めたと発表した。市内の高齢化が進む中、お年寄りらの生活の足として主要な施設を巡回し、交流の活性化や健康増進につなげる。

 ヤマハ発と雲南市、竹中工務店、NPO法人エティック(東京)が四月に結んだ連携協定に基づき実施。ヤマハ発のゴルフカートを基にした七人乗りの「AR−07」を使い、公道を時速二十キロ未満で走行する。

 巡回ルートは市北東部にある大東地区の約四キロ。JR出雲大東駅、市立病院、スーパー、市役所支所を兼ねる地域交流センターなどを回る。十二月六日まで無料で毎日走る。

 ヤマハ発は併せて、三井住友海上火災保険、MS&ADインターリスク総研との間で、低速車両の事故対策に向けた協定締結に合意したと発表。実証と合わせて保険商品やサービスを研究し、新たな移動手段として低速車両を導入しやすい態勢を整える。

 雲南市は二〇〇四年に六町村が合併して誕生。人口約三万八千人で、六十五歳以上の高齢者の割合は九月末時点で38・76%に上る。大東地区には路線バスが走るが、市立病院は遠方からの来院者も多く、交通の利便性向上が課題となっている。市の担当者は「人口が分散しており、他の地区への導入も考える」と話す。

(久下悠一郎)

 

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