トップ > 中日新聞しずおか > 静岡けいざい > 記事一覧 > 2019年の記事一覧 > 記事

ここから本文

静岡けいざい

車の進化、部品で後押し 東京モーターショー

 二十五日から一般公開が始まった「東京モーターショー」には、自動車メーカーだけでなく、県内に本社や工場を置く部品メーカーも数多く出展。自動運転やシェアリング(共有)などの潮流を見据え、人工知能(AI)や通信を活用して安全を支える技術をPRしている。

◆乗客の姿勢認識 矢崎総業

乗客の姿勢や所持品をAIが判別する矢崎総業の「見守りシステム」=東京都江東区の東京ビッグサイトで

写真

 裾野市に本部がある自動車用組み電線(ワイヤハーネス)製造の矢崎総業(東京)は、箱型の自動運転車両に搭載する「見守りシステム」を世界初公開。天井に付けたカメラの画像でAIが乗客の骨格を推定し、立っているか座っているかを判定する。運転手や乗務員のいない車内で乗客が着席していることを確認し、転倒を防ぐのが狙いだ。

 乗客の居眠りやスマートフォンなどの所持品も認識でき、乗り過ごしや忘れ物の防止にも活用できる。ソフトウエアと情報処理装置を開発中で、担当者は「自動運転が実現する前でも、公共交通やタクシーで役に立つ」と自信を見せた。

◆街路灯から情報 小糸製作所

歩行者や車の動きを検知できる小糸製作所のスマート街路灯。自動運転車両の制御に役立てる=東京都江東区の東京ビッグサイトで

写真

 県内各地に工場や開発拠点を持つヘッドランプ製造の小糸製作所(東京)は、自動運転を支援する「スマート街路灯」を披露。先端のレーザーで歩行者や車の動きを検知し、歩行者には車のマークを地面に投影して注意を促す。車には通信で歩行者の存在を伝える。

 「街路灯は十メートルおきにあるので、道路全体の状況を把握できる」と担当者。交通量の情報を信号機の制御に活用するほか、将来は歩行者や車の動きを自動運転車両に伝え、事故防止と混雑緩和に役立てることを提案している。子会社のコイト電工(長泉町)と共同で開発を進め、二〇二三年に初設置を目指す。

◆二輪車に特別感 朝日電装

キーを持って近づくとランプが点灯する朝日電装の技術提案=東京都江東区の東京ビッグサイトで

写真

 スイッチ製造を手掛ける朝日電装(浜松市浜北区)は、キーをささなくてもエンジンの始動や給油口の開閉ができる二輪車のハンドル周りの技術を紹介。キーを持って近づくと、ハンドルに付いたランプが地面にマークや文字を投影するなど、特別感のある演出を盛り込んだ。四輪車では普及しているが、二輪車では一般的ではないといい、担当者は「高級車の差別化に活用してほしい」と話した。

(山田晃史)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

中日新聞しずおかの記事はこちら

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山
地方選挙

Search | 検索